時が教えてくれた

連日の暑さでかなり体調が悪く寝込んでいる。頭もぼんやりとしている。昨日あたりから少し楽になってきた。今日から少し気温が下がるので、体調不良の原因が暑さなら少し改善されると思う。

ずっと横になりながら、ニックドレイクのことが頭に浮かんできた。ニックドレイクを知ったきっかけは、アコースティックギターを買った10代後半あたりに、アコギの名盤を探していた時に知ったのだと思う。ニックドレイクは3枚のアルバムしか残していない。そのうちのファーストアルバム『FIVE LEAVES LEFT』だけ買ってずっと持っていた。なぜ3枚のアルバムしか残していないのかというと、ニックドレイクはうつ病を患っており26歳の時に抗うつ薬を大量に飲んで自殺したらしい。もちろんそんなことは知らなかった。僕も今うつ状態にあるので、ニックドレイクもうつ病を患っていたと知ってから余計興味がでてきた。だから残りの2枚のアルバムも買った。

このファーストアルバムはとにかく暗い印象だ。ブリティッシュフォークは暗いイメージがあるが、それが更に暗い。鬱々としているのだ。ニックドレイクがうつ病を患っていたのも納得できる。楽曲はシンプルな編成になっていて聴きやすい。鬱の時でも聴けると思う。ただ、あまりに暗いので、鬱の時に聴くとかえって参ってしまうかもしれない。

タイトルの「時が教えてくれた」はファーストアルバムの1番目の曲『TIME HAS TOLD ME』の訳だ。歌詞カードに時が「時が教えてくれた」と書いてあるから間違いないだろう。僕は今うつ状態が辛い。もうこの先どうなるか分からない。もう考えたところでどうにもならない。結局は時が教えてくれるのかもしれない。

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