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小豆の奥深さよ
長野県木曽福島へ行ってきた話。
古民家の宿にて縫い物を学ぶ「おとまりねこ」が一年越しの願い叶って実現。
行ってみたらそれは縫い物だけではない人生観も変わるような、、想像していた以上の貴重な時間だったことを残しておきたいと思う。
12月、初雪が舞う寒い日。あたたかいおもてなしの数々のなかでも小豆茶がとても美味しくて身体が温まったことが忘れられないでいます。
その小豆はとても会いたかった講師の二宮美香さんがご自身で栽培して収穫された小豆と聞いてさらに感動。土鍋で炒って粒の小さいものや欠けたものは小豆茶にして、残りは小豆カイロにしたりして捨てることなく大切に使いきるのだそうです。
小豆茶はストーブの上でシュンシュンといい音をたてて小豆のいい香りがふんわり漂って。薬缶のなかで煮えた豆も余すことなくスイーツに添えられていました。
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小豆茶は
・むくみ対策にもよく
・血液の流れをよくしたり
・血圧の調整
・細胞の老化防止
小豆のチカラすごいですね🫘
あんこが大好きでまとめて炊いては冷凍して切らさないようにしていましたが、小豆を生産している方の話は手間暇も苦労も愛情も説得力がちがいました。
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古い着物をほどいて洗って、また再利用して仕立てるねこ。上松(あげまつ)という地域のねこはお蚕さんの真綿を使っていることが特徴で、背負ってることを忘れるくらい軽くて薄くて真綿がさらにあたたかさを増してくれます。本当に薄いので地元の方はみんなニットの下に自身で仕立てたねこを背負ってニットの裾からチラッとねこがのぞく。そんな着こなしをしていたのもステキでした。
夕食も木曽の食材を使ったごはんはとても美味しかった。食事の後もみんなで縫い物をして、翌日無事に完成。この冬は本当に暖かく過ごすことができました。
まるでこたつ、のようなねこ。岐阜の雪も滅多に降らないこの地域では背負ってるとちょっとあついくらいに暖かいことにびっくりです。
お宿では夜は湯たんぽを用意していただき、帰りは小豆茶をマイボトルに詰めてくださる。3時間近くの帰り道もあたたかい気持ちで満たされました。
縫い物を習いに行ってきたのですが、寒いところで生活する工夫や愉しむ気持ち、その土地で生きているというエネルギーをたくさんいただいて。
まとめると
生きる力を学んできた、
そんな気持ちです。
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