Lisseの女性テックリードに話を聞いてきたので公開します
契約書レビュー支援AI「LeCHECK」を開発するスタートアップの株式会社リセで、エンジニアリングマネージャーとスクラムマスターをしている阿部です。
今回は、記事タイトルにもある通り、テックリードとしてLeCHECKのプロダクト開発を普段からリードして頂いているK.Nさんに、バックボーンからポリシーなど色々とお話しを聞いてきました!
お待たせしました!それでは、K.Nさんのインタビューをお楽しみくだい!
異色のバックグランドからエンジニア
── 現在の業務を聞く前に、今までのご経験を教えてください!
エンジニアになるまでに、金融や美容など、様々な業界で5社ほど経験しました。
時には、求人募集をしていない会社の受付で手紙と履歴書を渡して、門を叩いたようなこともありました。笑
仕事をしていても「この仕事向いている・面白い」といった感覚がなく、それを見つけるべくその時々興味の赴くままに転職をしてきました。
── 色々な職業を経験していますが、エンジニアになったキッカケを何ですか?
なんども転職をして失敗してきたことから、「好きとか興味があることではなく、自分の資質にあった、得意な仕事を探そう」と考え直しました。
エンジニアに興味を持ったのは、効率性を重視する性格だったので、ふとITエンジニアに向いているのでは?と思ったのがキッカケです。
場所や時間にとらわれずに働ける仕事というのも理想的でした。
当時は働きながら半年ほど独学で勉強。その後SESに転職し、エンジニアのキャリアがスタートしました。
── エンジニアという仕事の好きなところを教えてください!
飽き性な性格ということもあり、日々発展していく技術に触れることになるエンジニアという職業は常に刺激があり、とても自分に合っていると感じています。過去の転職経験から「常に勉強」といった社会人生活を歩んできたので、苦労を感じることもほとんどありません。
また、働き方の選択肢が多様なところが好きです。がっつりチーム開発でもちょっとした副業でも、オフィスからでもリモートでも、日本でも海外でも、その時の状況に合った働き方でキャリアを積むことができます。
今後どういった働き方をするのかという部分では悩んでいるところもありますが、エンジニアという仕事には生涯取り組んでいきたいと思っています。
エンジニア5年目でLisseのテックリード就任
── 色々な会社や職業を経験してきたK.Nさんの、Lisseについての印象を教えてください!
いわゆる「バリキャリ」である女性弁護士の藤田先生が代表を務めていたり、外国籍のメンバーが在籍しているという会社紹介を見て、当時のエンジニア採用市場では外国籍NGという記載を多く見かけたこともあり、とても多様性がある組織だと感じて、参画を決意しました。
参画後は、ユーザーがアップロードしたWordで作られている契約書の中身を解析するタスクにアサインされ、XMLのドキュメントを読み漁るところから始まりました。笑
そこから始まってLisseのコードを見ていく中で、デザインパターンを意識した実装や統一されたコーディングスタイルなどが順守されていたので、コードがとても綺麗だと感じたことを今でも覚えています。
あとは、当時は構えていた渋谷オフィスがとても小さくて、その中でたくさんの人が働いていたことも、かなり印象に残っています。笑
── そんなLisseで普段はどんな業務をしていますか?
スクラムの一開発者としてLeCHECKの開発業務はもちろん、テックリードとして、認証基盤のリプレイス設計業務など実装以外の仕事にも携わっています。
あらゆるユースケースを考慮して、キレイに上手く設計が出来れば8割完成しているようなものだと思うので、重要なところだからこそ、とても重視して行なっています。
── 2023年1月末にテックリードの話が来た際、何を思いましたか?
当時はテックリードというロールについて、あまり理解も深くなかったこともあり、マネジメント職のような役割だと認識していました。
そのため、コードを書いたり設計をしたりと開発者でありたい自分の気持ちとミスマッチしていると思い、あまり前向きではありませんでした。
ですが、徐々にテックリードについて知っていくうちに、今まで行ってきたWebアプリ開発や、AWS SAAを取得してLeCHECKのAWS移行を担当した経験などがより一層発揮できるのではないかと考え始め、前向きな気持ちに変わっていきました。
── テックリードに就任して、どんな変化がありましたか?
元々は「私は私、あなたはあなた」のような個人プレーのような考え方もありましたが、現在はどうすればメンバーのパフォーマンスを上げることができるのか、その場合に「技術」はどうあるべきなのかなど、チームとして成果を出すことをより意識するようになりました。
部門内外からエンジニアとして高い評価を受ける秘訣
── 部門内外から高い評価の声をよく聞きます。K.Nさんが大切にしているポリシーを教えてください!
ポリシーは、「自分が輝ける場所で働くこと」です。
以前参画していた環境では、非常にレベルの高いエンジニアに囲まれて、チャレンジングな環境がとても刺激的だった一方で、この環境でどう自分の存在価値を見出せるか悩んでいました。どんなに勉強しようとも理系出身の天才エンジニアたちと同等の技術力を持つことは無理だからです。
「自分が輝ける場所」は、自分の強みが生かされて+αの価値を生み出せる環境だと思っています。かといって現状維持で働ける環境ではよくありません。開発者としてのスキルが高まるような、モダンな技術を取り入れたり憧れる先輩がいるなど日々努力が必要とされる環境がベストです。
そういう環境にいれば自然と周囲の評価は高くなり、技術面でも収入面でも向上できるはずです。
── K.Nさんの強みや他人から評価されているポイントはどんなところだと思いますか?
これといって思いつかないですが、強いて言うなら、文系出身ということもあり、コンピューターサイエンスなどに造詣が深いわけではないので、理解できないことに対しても腑に落ちるまで学習するなど、常に本質的な理解が出来るように意識しています。
かなり前になるのですが、CSの方にに本質的な部分を理解出来ていないまま質問に回答して、混乱させてしまったこともあり、このような意識を強く持つようになりました。
── 法務業界についての知見があったのでしょうか?事業ドメインの「壁」はありましたか?
特段、リーガルテック・Lisseということで「壁」を感じたことはありませんでした。
リーガルテックのプロダクトだからと言って、法律や法務について、すごい詳しく無ければ業務が出来ないといったこともありませんでした。
また、元々自分はtoBプロダクトの方が向いているとも考えていたので、志向性ともマッチしていました
ITやAIの活用によって、法務業界という技術革新があまり進んでいない業界を変えていけるところは、やりがいを感じるとともに、面白さも感じています。
K.Nさんが所属するLeCHECK開発チーム
── K.Nさんが所属するチームについて教えてください!
LisseのWebアプリ開発チームは、2023年8月時点では7人で構成されており、サブチームになどに分かれることなく、スクラムで開発を行なっています。
メンバー間で大きくスキル差を感じないバランスの取れた良いチームだと思っています。
スタートアップでまだ発展途上ということもあり、意見を発信すると通る場面も多々あり、一人一人が意見が言えるフラットな環境だと思います。
── チームでは、どのように仕事を進めていますか?
基本的にアイデア段階からリリースまで一貫して関与出来るような全員で取り組む環境が整っており、ステークホルダーとの会議にもエンジニアが入っています。
大企業のように自分の仕事の範囲が制限されることはなく、自分から手を挙げればチャレンジできる環境があると思います。
エンジニアにとっては自分がやりたいことを実現できる土壌がある環境で、とても成長ができる場所なのではないかと考えています。
── どういう人がLisseの開発組織に合うと思いますか?
チームの規模や仕事の進め方からも、プロダクト・開発に対して、自分なりの意見を持っている人はLisseに合っていると思います。
また、現時点ではそこまで積極的ではない人に対しても、ファシリテーションや仕組みによって意見を引き出せるような環境を目指しており、チャレンジしたいという思いがある方もマッチするのではないかと思っています。
Lisseからの2つの質問
── K.Nさんの「中毒」は何ですか?
移動中毒です。
1、2ヶ月どこかに行く予定がないとソワソワします。今年はマレーシア、タイ、福岡、大阪、オーストリアなどに行きます。
20代のころは経験のために借金してでも旅行に行くべし、と持論があり実践してました笑
30代は時間とお金両方手に入れたゴールデンAgeだと思うので旅行すべし、と思っています笑
── K.Nさんの「Next Level」を教えてください!
小さな案件でも自分自身でチームを作り一緒に仕事したりと、さまざまな「チームの形」を経験していきたいです。
また、今後実現したいことの1つに海外で多国籍メンバーのチームで働くこと、があります。異なるカルチャーをもったメンバーと働くことでどんな刺激が得られ、良くも悪くもどんな効果があるのかを身を持って体験したいです。
── K.Nさんから一言メッセージ!
スタートアップならではの自由・面白さがあるのと同時に数年間積み上げてきた安定した技術基盤もあり、今のLisseは開発者として成長できる最高の環境だと思います。
この記事を読んで少しでも興味を持ってくれた方、ぜひ一緒に働きましょう。
今回はここまで!また次の記事でお会いしましょう〜〜🕊️
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