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経済の授業:テッパン発問

教員向けに公民科の授業実践を綴っています。
経済の単元を扱う授業で使える発問をまとめました。政治分野に比べると身近なはずだが、苦手だと感じる生徒も少なくない。教員は具体例をあげて説明するが、油断すると事例はすぐに陳腐化する。新聞を購読する家庭が減った現在、ニュースはテレビとネットに限られる。テレビ離れも進んで、好みの番組やコンテンツだけを選んで視聴する時代だから、経済ニュースも縁遠くなってきた。さぁ、授業で生徒に何と発問しようか。

不景気に強い商売、弱い仕事って?

景気について考えさせたい場面は、多い。世界恐慌、自由競争、寡占市場など授業で景気変動と関連づけて取り上げられる単元はいくつかある。一人で考えて答える生徒もいる。ペアやグループで考えさせて理由と一緒に発表させると、授業の導入として教室が活気づく。

他にライバル企業がいないから強い
必需品は必ず売れる
公務員は安定
贅沢品カットは節約の第一歩
コロナ不況で外出、娯楽、観光旅行が減少した
輸入品が売れるには条件がある

教員も自分の目線で、景気に強い業種や弱い業界を紹介すればいい。生徒が考えた理由は、授業の展開のなかで引用すればいい。生徒の発表や発言を引用しながら授業をすれば、対話的だ。発言した生徒も悪い気はしない。いい発問は授業の展開で生徒の発言を引用できる。

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