チェインブレイカー
ドーモ。今回はコーピングの話をしようと思う。星の数ほどあるコーピングの内、昨日知るに至った1つの話だ。また、私はこういったストレス対処などの分野の実践者ではあるが、指導者としての専門的な教育を受けたわけではない。予めご容赦を。
やり方は以下のとおりである。まずマイナスな考えが発生した場合に、その考えを鎖のようなものとしてイメージする。イメージできなければ紙か何かで物理的な鎖を作るか、用意してイメージしやすくする。次にイメージの中でその鎖を断つ。基本はこれでおしまい。それだけ。儀式めいて呪文を用意したり、断つときに掛け声を入れても良い。
ルーツとしては「千と千尋の神隠し」で釜爺と主人公が行った「えんがちょ」みたいなものだと思う。実際人間が今よりも迷信深かった頃は「えんがちょ」も効いていたのだろうと思う。
ここからはこのコーピングに関する私の所見だが、私の中ではサブウェポンとして選択肢に上がると思う。
まず前提条件としてマイナスな思考を正しく認識し、かつ思考が起こったこと自体を認めることが重要だ。この工程はこの記事で挙げたコーピングではサポートされていないし、優先度で言えばこちらの方が高い。
鎖を断ち切るイメージを用いるのは、脳にその思考を「解決済み」と認識させることにあると推測する。悩みをNoteやTwitterなどのSNSに書き出すと楽になった経験がある方ならば理解しやすいと思う。このコーピング法はそれをより単純に、明文化せず儀式化したものだと考える。
発展形も考えている。イメージの鎖を断ち切るのではなく、毎回物理的な鎖を断ち切れればイメージのための脳のコストを削減できるのではないかというものだ。この場合材質は紙になると思う。鎖に文字を書けば更に考えることは減るだろうが、そうなると「ネガティヴ・ダストビン」という手法と殆ど変わらなくなるため、脳内で全て行えるベースの方法のほうが差別化は出来るだろう。