選んでもらうには思い出してもらう
人は慣れ親しんだものが好き。
慣れ親しんだものとは、イメージできるもの、思い出すことができること。
思い出してもらうには、相手にちょっとだけ印象づける必要がある。
文字なら読みやすくしたり、太字にしたり、色を変えたりするだけでも効果的。
音なら発音しやすく、聞きやすく、そして韻を踏むなどして、心地よいリズムにすればいい。
さらに、もっとも簡単な方法は、相手と接触する回数を増やすこと。
接触回数が増えれば増えるほど、無意識に相手からの印象は向上し、少しだけ思いだしてもらいやすくなる。
1つ注意が必要。
相手に思い出してもらうには、相手の気分を害してはならない。
気分が良くなければ、思い出してもらうことはできず、たとえ思いだしてもらえても、厳しい審査の対象となってしまう。
書籍:「ファスト&スロー」:第5章 認知容易性ー慣れ親しんだものが好き