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さくっとケルン|大聖堂に迎えられる

電車で2泊3日のふらり旅、初日はプランBで行き先をコブレンツに変更したが、翌日、やはりケルンまで足を延ばすことにした。
コブレンツからケルンまでは約1時間半。鈍行列車で行く。

駅の構内からの一枚
どーんと大聖堂がお出迎え
高さ157m!


こちらがファサード
立ち入り禁止の鎖が巡らされていて、こちらからは入れない


近づいてみるとこんな札が!
なにか落ちてくるのかな


模型で見るとわかりやすい
左がファサード(西側)、右は東側から見た様子


大聖堂への入り口は、駅から出るとすぐ見える北側にある。
大きなドアの前に2人の司祭(だと思う。祭服を着ていたから)が寄付を募る箱を持って立っていらした。もちろん自由だが、少しばかり献納した。

入ってすぐのところ
ゴシックの美しい柱と天井にしばし見とれる
ちょうどこの先に祭壇がある


繊細で美しい床のモザイク
絵柄から「見て見て!レゴで作ったの!」というキャプションが浮かんだが、心にしまう


こちらも美しいぶどうのモチーフ


長椅子のレリーフにもつい見入ってしまう


ここもキャッシュレス化が


前ローマ教皇ベネディクト16世が2005年に訪れたことを記念するプレート


私にとってローマ教皇といえばやはりヨハネ・パウロ2世だなあ、などと思っていたら、同じく訪問を記念するプレートが。

1980年にヨハネ・パウロ2世が訪問とある



各地の大聖堂を訪れるたび、そこが神聖な場所であること、またその圧倒的な規模と壮麗な佇まいに、自分がどこかよそ者であると感じて落ち着かない気がしたものだった。
でも、いつからかそのような「圧」を感じなくなった。

どんな自分であれ「いまここに存在する自分は全肯定されている」という、理屈では捉えられない感覚。
いや、もはや「自分」という概念すらなくなり、ひとつの命としての個々が祝福されるような、そんな場所のように思えるようになった。

はじめましてのこの大聖堂にも、同様に温かく迎えられたように思う。
ありがとう、ケルン大聖堂。



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