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アントン・ブルックナーの拾ったもの

オーストリア国立図書館・プルンクザール内の展示より。

こちらは西暦1200年ごろの地図。
羊皮紙に当時のローマ帝国領内の主要道路が描かれている。長さ6.75mあるうちの一部で、右端がローマ。
左上にVindobona(現在のウィーン)の文字が見える。

小さな穴の右側、ふたつの塔の描かれているところがVindobona


ここには1600年代の地球儀も4つ所蔵されている。

こちらは1693年、ヴィンチェンツォ・コロネッリによって作られたもの。

直径110cmとかなりの大きさ

日本は反対側でちょうど見えない。

もうひとつ、同じ年にコロネッリにより作られた地球儀の日本がこちら。

北海道が…


そのほか、プルンクザールではちょうど作曲家アントン・ブルックナー生誕200年を記念する特別展があった。

交響曲第4番の自筆スコア


他にも手がけた交響曲のスコアがたくさん。
こちらは交響曲第7番の冒頭。アレグロ・モデラートとある。

楽器名もイタリア語で書かれている
ホルンはCorni


そして、これもまたいいなあ、と思ったのがこちら。

バイロイトを訪れた記念に押し葉にされた3枚。1884年ということは、ブルックナー60歳のときである。
葉を拾い持ち帰る姿を想像すると、なんだか大作曲家が身近に感じられた。


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