静けさを味わいたくて、図書館
子供の頃は本を借りるために行っていた図書館。
大人になるとそれに加えて静けさを味わいたくて通うようになる。むしろ本を読むよりそっちの方が目的かもしれない。あの静寂な空間がたまらなく好き。
大好きな図書館がある。住んでいるエリアではないけど、よく資格の勉強をするためにも行っていた。
ここへ行くまでは自然が多くて木々に癒やされる。疲れたらベンチで森林浴もできるし、ウォーキングやサイクリングも兼ねて行ける。近くにカフェもあるし最高な環境。
歩くと40分以上かかり、図書館にも2〜3時間は滞在する。車で行けば早いのもわかるし、ちゃんと電車やバスも通ってるけど。歩くか自転車で外の空気を味わいたい。乗り換えたり待ってるよりなんだかんだ早いし。行くまでの道中が楽しい。
図書館って、周りに人がいても自分の中では認識しないくらい空気のように感じる空間。余計なことも考えなくていいし、目の前の本だけに集中できる。そしてときどきフッと周りを見渡すと、同じようにみんな自分の世界に集中してる。なんかこういうの平和でいいよねなんて思う。
そうそう。ひとつだけ不思議なことがある。借りたい本をたくさん借りるけど、帰ってくると全部は読まないことが多いということ。
たぶん借りるだけで満足してる。図書館で読んでいる方が圧倒的に集中して読める。
もしかして借りなくてもいいのかもね?
そんなことを思いながら、今日もまた懲りずに全部は読まない本を借りてきた。