パンセクシャルの女性美容師(28)×経営者(32)恋人期間1年未満で事実婚しました(※申請の仕方などもまとめました!)
1.事実婚にしようと思ったきっかけ
元々、絶対結婚したいという考えもなく、扶養に入りたい願望もない、日本の法に準えて名前を変える手続きも面倒だし、自分はパートナーとお互に自立していれば夫婦関係になってもならずともなんでも良いのでは?と思っていた私。でも法律上や戸籍上の家族と認められないと、いざという時に本人の代わりに手術の同意ができなかったりということもあるし事実婚にしようと思った最終的な決め手は、まさかの姓名判断でした(笑)
私とパートナーは姓名判断で各々今の名前がスーパー良過ぎるから名字を変え無い方が良いと。そんな風に言われたら、変えるのは面倒、扶養に入りたい願望も無く、バリバリ稼ぐし、私は自分の名前で生きていきたいし、私を尊重してくれる今のパートナーとはお互いに事実婚でいいよねって言っていた。法律で縛らなくても自立してれば何でも平気だしね、、、と。
で、Amazonでたまたまみつけたこの薔薇を見た私が
プロポーズでもしちゃおうかなと彼に伝えたとき、ふと思ったことがありました...。
2.そもそも彼はプロポーズされたい派なのか?したい派なのか?
プロポーズってなぜか一般的にプロポーズをする方がかっこいいとか、プロポーズされたら幸せ...みたいなパターンが多く、女性はプロポーズに憧れるひとが多かったり、男性はしないといけない感を感じたり...そもそもそれは一体何故なんだ?という疑問...
別にプロポーズした側の方が相手をめちゃくちゃ愛してるって訳でも、された側がめちゃくちゃ愛されてるって訳でも無いと思っている私...
そもそもこの文化はどこから育ったのだ...なんて思ったり...
私はプロポーズされたい願望も無いし、彼の価値観はどうなのか気になったので聞いてみることにした。
私「○○ってプロポーズしたい派?されたい派?」
彼『んー...されたい派かも』
私「へぇ!そうなんだ!!その心は?」
彼『だって、結婚したいなって思ってもらえてるってことでしょ?嬉しいなと思って...』
なるほど、そういう風に思ってるのね、と。
じゃぁ、言ってあげよう、と。
私「それなら...結婚してください☺️」
彼『...もちろんです!!!🥺』
めちゃくちゃふにゃっとした顔で喜んでました。
でもこのままだと私はされる側を一回も経験しないのか...と思ったので、言ってみました。
私「わたしもプロポーズされてみたいなっ!」
彼『結婚してください』
私「もちろんです...🥺♡💭」
とお互いにふふふ〜とほわほわしたのですが、
もともと結婚は事実婚がいいと思っていた2人だったので、
私「そしたら、事実婚申請いつ行く??」
彼『こういうのは早いに越したことないよね。次の休みに行こう』
という展開へ...
なので薔薇の花束もなければ婚約指輪も無いプロポーズでしたが、それが全てじゃないし改めて私たちには必要無いと思ったのでした...笑
(結婚指輪も必要かどうか考えてるくらい...笑)
3.そもそも事実婚とは?
事実婚とは、法律婚と対になる社会的婚姻関係の概念です。婚姻届など一定の手続きを踏まずに、両者が結婚の意思を有しており、長期間に渡り共同生活を営んでいる場合に事実婚として定義されます。(なので申請は早い方が良いという説も)
戸籍上は夫婦関係ではないものの、婚姻届を提出している状態と同程度の夫婦関係であることが各機関に認められれば、事実婚であっても法律婚のように所定の制度を受けられます。
事実婚は、当事者が転出届の「世帯主との続き柄」欄に「妻(未届)」「夫(未届)」と記載し、住民票に反映させれば、その証明として成立します。住民票は、実質的な事実婚関係であることを証明するための最も重要となる書類。
住民票を同じにすることで各自治体から事実婚と認められやすくなり、家族と同等の扱いを受けられる可能性が高くなります。
4.事実婚申請の仕方は?
というわけで早速、2月15日港区役所にて
住民票に事実婚としての記載をしてきました!
まず世帯主を決め、世帯主に当たる人が“申し出書”を書きます。
こんな感じです。
申し出内容に
“世帯合併” “その他”にチェックマークを入れ、
「○○と×××の世帯が合併する。×××を見届けの妻(夫)にする。」
と記入し、移動年月日にそれぞれの名前や生年月日や性別を記入。
xxxの族柄欄に“見届けの妻”と記入。
たったそれだけ。それだけで、事実婚は実際に戸籍を入れている状態と同程度に夫婦関係があると認められれば、事実婚でも法律婚と同じ程度の保護を受けることが可能です。
印鑑も保証人も必要ありませんでした。
5.事実婚と認められるための要件や要素は?
・お互いに婚姻の意思を持っている
・共同生活をしている
・事実婚(内縁関係)を公的手続きにも表明している
・子どもを認知している
※同棲とは別物です。
6. 事実婚(内縁関係)を選択するメリット
・姓の変更が不要
・法律婚とほぼ同等の権利・義務がある
・不妊治療費も法律婚と同様の助成が受けられる!
・別れても戸籍に履歴が残らない
7.事実婚(内縁関係)を選択するデメリット
・子どもが産まれた場合の手続きが多い
(子どもは母親の戸籍に入ります)
・税法上は優遇されない
・相続権がないため死亡後は相続できない
(遺言書に書いてあれば別なようです...)
8.必要な人はこれもあると良いかも
・パートナーシップ制度を申請する
・公正証書を作成する
・あらかじめ遺言書を作成しておく
9.事実婚をしている(していた)とされる有名な芸能人がみんな私の好きな人だった...
椎名林檎
沢尻エリカ
夏木マリ
はあちゅう
中谷美紀
生き方が好きな人達ばかりです...
10.ちなみに夫はこんな人です
・仕事も優秀(経営者)
・連絡が超絶マメ
・紳士
・料理上手な上に作ってくれる
・家事も完璧
・清潔、綺麗好き
・几帳面
・愛情表現豊か
・道徳的
・人想い
・察し力抜群
・センスある
・お茶目
・笑わせてくれる
・約束事は守る
・正義感がある
・誠実
...彼、私にとって非の打ち所がないんです...
毎日尊敬している...人として貴重な存在です...
そんな彼を幸せにしながら、そんな彼に幸せにして頂きながら2人で2人の思う幸せな関係を築き上げてゆきます。
11.今後はどうするの?
子供が産まれたとしても、色んな生き方があるんだよって教えたいのでどうしてもっていう理由がなければきっとこのままかなぁと思ってます。
結婚式も挙げたい欲が無く...今のところ特別な理由がない限り結婚式も挙げない予定です。(人が挙げてるのを見たりするのはとても好きなのですが、自分でやりたいとは思わないんです...自分たちが人生のパートナーとして決めたというのを節目にしただけなのでという気持ちになるので...また、素敵な結婚式を挙げても別れてしまったりしている人たちを見たり知っているからかもしれません...)ただ、ウェディングフォトは写真として残るし記念にしたいと思ってます。父親にも「写真撮ったら送ってな」と言われたのもあり。
12.家族の反応はどうだった?
ちなみに母に一番最初に伝えました。
そもそも事実婚についてよく分かって無いだろうと思って資料も添付してLINEで報告。ちょっと困惑してましたが、さすが私の母、こんなお返事でした😂
その後川井家のLINEに事後報告...
母が病気でコロナを懸念して実家には一年ちょっと帰れてないままなので、LINEで報告になりました(笑)
妹と弟たちは高校卒業したばかりと高校生なのであまり分かって無いかもですが、これを機にこういう生き方もあるって知ってもらえたらいいなと思ってます。
13.最後に...
色んな生き方が多様化してきていて、それでもまだまだ生きにくい・生活しにくい問題は沢山あって挙げていったらキリが無いですが、そんな中で世間に流されて生きてしまうのではなく、自分が本当に必要だと思う決断を重ねて人生を生きたいと思っています。
そして自分の生き方が、少しでも誰かの希望になったり役に立てればなぁと思って生きているので、私はこれからも私らしい生き方を貫き通してゆきます。
今後とも愛変わらず、カワイミオをよろしくお願い申し上げます。