使える不動産英単語 #16 ー「P」は「日割り計算」 P for “Proration ”
楽しい不動産英単語のVol.1~Vol.26で、ざっと不動産英単語と、その背景となる状況を見てきました。
ここでは、グルメ英単語のシリーズと同じく、「使える不動産英単語」シリーズとしてA~Zを見ていきます。毎週木曜日にアップ予定です。よろしくお願いします。
それでは、「P」
Ron : I will move out here in the mid-month..
Agent : Then you will be charged the prorated rent for that month.
Ron : How to calculate?
Agent : Divide your monthly rent by the number of days in a month and multiply by the number of days you will occupy. Don’t worry, we will let you know.
Ron : Thanks.
ロン : 月中ばに退室するけど。
不動産屋: その月は日割り家賃を請求します。
ロン : どうやって計算するの?
不動産屋 : 家賃を月の日数で割って、占有日数を掛けます。ご心配なく、こちらからお知らせします。
ロン : どうも
ということで、
P for ”Proration”
日割り計算
にしてみました。
上の会話の中では、
proration という名詞ではなくて、
prorate という動詞の過去形(または過去分詞形)が
修飾語になった prorated を使っています。
prorate だと (~を)割り当てる、案文比例する
という動詞です。
その過去分詞だと、按分比例した、という意味になり、
prorated rent で家賃の日割り計算になります。
もっとも、日本では家賃が月極ですが、
海外だと、週単位とか、2週間単位もあるので、
何を基準にした按分比例か注意が必要です。
ここで、
とても似た表現で、pro rata 比例して/按分して
というのがあります。
契約書の家賃の日割り項目には、
charge the rent on pro rata basis 日割り計算で家賃を請求
という表現をよく目にします。
どうも、pro rata と prorate は
同じような意味に使われているようです。
そして文章や口語の中で、入れ替わったりします。
pro rata の方が、ラテン語から来ていて、契約書などにはよく書かれるようです。
日本の人なら、さっさと頭の中で暗算して、
おおまかな目星をつける日割り計算ですが、
丁寧に説明している文章を見つけたので、ここに参考に載せます。
イギリスの不動産屋さんのウェブサイトで、引越しをアスパイアしている物です。
日割り計算は
不動産屋さんが計算してくれますが、
うっかり損しないように
自分でもしっかりチェックしましょう。
日割り家賃の場合は、その月の日数、
2月なら28日、5月なら31日で
計算対象となりますが、
日本では、30日割を使っているところが多いようです。
31日割というのもありますので、
自分で確認が必要ですね。
前から思ってるんですけど、
月の日割り計算じゃなくて、
1日の入居費というのを最初から提示すればいいのに。
例えば、
家賃10万円で、30日割だと、
1日が3,333円(割り切れず切り捨て)
ですが、
10万円の12ヶ月分、120万円を365日で割ると、
1日が3,287円(切り捨て)
最初から契約書に、この金額を入れておく。
これだと、微妙にもらう方(大家さん)が
30日割で得します。
仮に28日割だと、3,571円で、
365日割とは
1日200円以上の差が出ますから、
ちょっと大きいかも。
なんて、
こんな細かいことにかかずらわって失った、
労働時間とその対価の方が、
もったいないかもしれないので、
あまり細かいことにこだわらず
大きくスムーズに流す方がいいかもです。
つい、
考えすぎてしまいました。
Photo bycast25様、
とても示唆的なイラスト、使わせていただきます。
ありがとうございます。