使える不動産英単語 #17ー「Q」は「泥沼」 Q for “ Quagmire”
楽しい不動産英単語のVol.1~Vol.26で、ざっと不動産英単語と、その背景となる状況を見てきました。
ここでは、グルメ英単語のシリーズと同じく、「使える不動産英単語」シリーズとしてA~Zを見ていきます。毎週木曜日にアップ予定です。よろしくお願いします。
それでは、「Q」
Bill : Why is this house more expensive than the one we saw yesterday?
Agent : Because the area we saw yesterday used to be a quagmire.
Bill : So is this land better?
Agent : Of course. You won’t go to financial quagmire if you invest into this.
ビル : どうしてこの物件の方が、昨日見た家より高いんですか?
不動産屋 : 昨日見たエリアは、以前は沼地だったんです。
ビル : じゃあ、ここの土地のがいいんですね?
不動産屋 : もちろん。ここに投資すれば経済的泥沼にはまることはないですよ。
ということで、
Q for ”Quagmire”
泥沼/沼地
にしてみました。
Quagmire は、泥沼にハマるという意味から、経済的も含め、いろいろな意味で窮地に陥ることを指します。
有名なアニメのコメディ番組、「
Family Guy 」の中の、
「Quagmire というキャラクター」を
思い浮かべた方もいるかもしれません。
泥沼や湿地を表す単語には、
marsh / swamp / bog
などがありますが、
クワグマイアーは、表面的に固まって見えるのに、
足がズブズブと入り込んで抜け出しづらくなる沼地
を特に指しています。
ですから、
経済的に陥る泥沼とか、
戦況が泥沼に陥る時
などにも使われます。
そしてこれの場合は、
ひどい混乱状態という意味で、mess に近いと思います。
アメリカの大学受験統一テストに
SATというのがあり、
そこに出てくる単語を網羅した、
ボキャブラリー·ドットコムは、
TOEFLやTOEICの単語を学ぶのにも役立ちます。
ここで、quagmire を参照してみます。
不動産を買うのは、
結局は土地を買うわけですから、
そこに元々何があったのか調べる必要もあります。
その土地が住宅地になったのが
例えば第二次対戦後ぐらいだったら、
その前がなんだったのか、
知っておく必要があります。
人が古くから住み着いている土地には
それなりに安全性の理由があることが多いです。
とはいえ、
一概に昔から人が住んでいなかったから悪い土地とも言えません。
近代技術でしっかり計算されていて、
洪水が出てもすぐに流れる作りになっていれば、
復旧も早いです。
一方、古くから人が住み着いているから、
そういう工事を導入することができない土地、というのも、
海外ではあるようです。
日本にだってあるかもしれませんね。
難しいですね。
結局は運ですよね。
ため息が出ます。