使える不動産英単語 #22ー「V」は「買主」 V for “ Vendee”
楽しい不動産英単語のVol.1~Vol.26で、ざっと不動産英単語と、その背景となる状況を見てきました。
ここでは、グルメ英単語のシリーズと同じく、「使える不動産英単語」シリーズとしてA~Zを見ていきます。毎週木曜日にアップ予定です。よろしくお願いします。
それでは、「V」
Mr. Takeuchi : What does “the vendee” mean in this context?
The agent : It’s you. ”Vendee” is the legal term for the buyer.
Mr. Takeuchi : Oh, I see.
The agent : As it says here the the property has transferred from the vendor to the vendee.
竹内氏: この文の「ヴェンディー」って、何を指すのですか?
不動産屋:あなたのことです。買い手を指す法律的表現が「ヴェンディー」です。
竹内氏:なるほど
不動産屋: ここにあるように、この不動産は売主から買主に譲渡されました。
ということで、
V for “Vendee”
買主/購入者/譲受人
にしてみました。
上の文中にあるように、
対となる言葉は売り手 vendor ですね。
売主は買主の対義語 antonym です。
ヴェンダーはもう、
自動販売機がヴェンダーマシン
で通用する日本ですから、
販売するという意味で、広く知れ渡っていると思います。
イギリスの法律用語を説明してくれるボキャブロー
というウェブ
に、良い説明があるので、
参考にしたいと思います。
最後を「~ee」に変えることで、
相対する役割の人間になる単語は多いです。
例えば、メンター mentor
最近では、あの人は自分の目標とする指導者だ、
というような時に、
彼は私のメンターです、
という日本語表現を耳にするので、
これももう、日本語になっている表現かもしれません。
メンターの指導を受けるのがメンティー mentee
です。
メンターもメンティーも、
日本語訳だとしっくりくる言葉がないので、
カタカナ語で浸透したのでしょうか。
メンターには指導者という訳がつきますが、
ちょっとしっくりこない場面も多いです。
「師匠と仰がせてもらってます」
ぐらいの時が、メンターかもしれません。
英語の社会では、メンターとメンティーは
とてもよく使われます。
We call for mentors for guiding the newcomers.
新人を指導するメンターを募集します。
などというボランティア募集が、至る所で行われていて、
例えば
新たに引っ越してくるご家族へのメンターとか、
新学年の父兄へのメンターとか
割と色々なところでメンターを募集しているし、
簡単に誰でもできるボランティアのことがあります。
私もずっと前に卒業した大学のメンターをやったことがあります。
海外ですが。
メンティーは現役の学生さんたちです。
学業ではなく、生活や、就職の悩み相談などをしながら、
ちょっとイベント的な集まりを主催してあげる程度です。
そこで形成されるのが
メンターグループ mentor groupです。
が、
私が大学生の時には、
これと似たもので、
Advisor’s group 略してアドグル
というのがありました。
今もあるのでしょうか。
懐かしいかも。
「~ee」で終わる単語は
本当に多くて、
例えば
invite 招待する(動詞)/招待(名詞)
invitee 招待された人/招待客
なども、メンティーと同じような相対関係ですね。
しかし、
必ずしも意味的に対義語になるわけではありません。
例えば、
absent 欠席の/不在の
absentee 欠席者/不在者
となることもありますから、
やはり一つ一つ丁寧に
意味を拾う必要がありそうです。
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