“春の女神”ギフチョウを求めて②
前回の投稿から少し間が空いてしまいました。
私の人生初のギフチョウ観察はようやく春の気配を感じるようになり始めた2月中旬でした。
まずは自宅から1時間程度で行ける範囲でギフチョウの目撃情報のある地域を探してみました。最近はスマホ一つで様々な情報が得られるので本当に便利になりましたね。
〇 食草のカンアオイが育つ環境があること
〇 200m~300m程度のなだらかな丘陵地形であること
〇 人間による開発が進んでいないこと
条件に合う数か所のうち、私なりによさそうだなと感じた2か所を今年の観察スポットに決めました。ギフチョウは自治体によっては保護対象になっていることも少なくないので、ちゃんと調べて2か所の内1か所は規制がかかっていないことを確認!内心ほっとしました・・・
早速、あたりを付けた地域にフィールドワークに出かけ、自分の足で、目で確認してみました。とは言っても、初めてのギフチョウ観察なので本やネットで説明されているような条件が整っているかのチェック程度ですが・・・
幼虫の食草のカンアオイも無事に発見、登山の時に何度か目にした記憶はありましたが、意識して見たのは初めて。
こんな花が咲くことも知らなかったですし、第一、冬季に花をつける植物が繁殖して分布を広げるようにも思えないので、ギフチョウが少ない理由は、食草が生育条件を選ぶことと数自体が増えにくいことにあるのかなぁなんて思いました。
まだ開花までは少しかかりそうですが、ショウジョウバカマも見つけました。ギフチョウの成虫は紫〜ピンク系の花に集まるそうなので、ショウジョウバカマ、カタクリ、ヤマツツジの仲間、桜などがその条件に当てはまりそうです。
いずれにしても、2カ所とも生育環境は満たしていたので、今後の観察が楽しみです。今回はこの辺で・・・^_^