買い物をするときのこだわり
買い物をする時、個性が表れると思う。
私は買うか悩んだ時に買わない理由を考えてしまう。
たとえばスーパーでお惣菜を買う時。
惣菜は美味しいが値段が意外とかかるので、自炊しようかと迷ってしまう。
揚げ物は家では絶対にやらないので買うしかない。しかしカロリーもある。
どうしても食べたい時以外は買わねば良いのだが、スーパーでは商品があれこれ陳列され目移りしてしまい、購買欲が高まる。
そうしてつい唐揚げを買ってしまうのだが、後々になって後悔することもしばしばある。
タンスの中を整理したいので衣装ケースが欲しいとずっと考えている。
衣装ケースと送料で数千円くらいなのだが、仮に衣装ケースを買ったとて値段以上の効果が期待できるかと言われたらそんな気がしない。なぜなら収納の整理であるため、直接的な生活に関わっている時間が少ないからだ。
後回し後回しになっていき、かれこれ一ヶ月以上衣装ケースのことがぼんやりと頭の片隅に居座っている。
そんなに気にしているならいっそのこと買った方がラクになれると思う。
そして物を買うにあたって、それに対するこだわりは誰しもあると思う。
金額的に安いから、レビューがいいから、ブランドだから、形、重さ、大きさ…。
こだわりが強いと、購買に時間がかかる。
物によってはこだわりに当てはまりづらいから商品が見つからない可能性があるし、実際に触ってみたり直接目で見て確かめたい場合にはお店に行かなければならない。
納得のいく商品を探す手間を考えると、なかなか購買にも腰が重くなる。
だからこそ不意に一目惚れした商品があったら買うべきなのだろう。
そんな私は買いたい欲と買いたくない気持ちとで矛盾をはらんでいる。
理性的な買わない気持ちを振り切れるのが、真に欲しい物だと思う。
確実に欲しい物はよっぽどお金が無い限りノータイムで買うからだ。
買わないという選択が無い。
自分の物欲と理性の天秤が常に揺れ動いていて、均衡であるほど私には悩ましいのだと思う。