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実は映画館が苦手だ

映画館が苦手であることに気づいた。
幼い頃はロビーの薄暗い感じが怖かった記憶があるが、大人になった今それが問題ではないらしい。

まず人が多くて苦手だ。
土日や映画の公開日のような人の集まりやすい日の映画館は私に好ましくない。
シアター内に人間がたくさんいて、じっと座っているのが苦痛に感じる。
人が周りにいる感覚がやだなぁと思う。物音や声がやけによく聞こえるのだ。
周りに迷惑かけないようにしないと、と思う。

そして椅子。
潔癖で誰かが座った椅子が嫌とかではなく、私のラクな体勢になれないところが嫌だ。
高速バスや新幹線で100%リクライニングする私にとって、ちゃんとした椅子にじっとしているのが疲れる。
しかも両隣りに人が座っているとあんまり姿勢を変えられないので体が痛い。
モゾモゾと動くことに抵抗感がある。

・人が多いこと
・椅子にじっと座ってられないこと

この二つが苦痛に感じるということは致命的に映画館に適応できていないと思った。
道理で映画見てる途中で飽きて早く終われって思うわけだ。
作品に集中出来ない環境だったのかもしれない。

ということに気づいたのは、映画をちゃんと2時間楽しめたことがあったからだ。
ロングランで平日空いてる時間に両隣り空いてる状態で見た時の満足感はすごかった。
私でもちゃんと2時間映画を楽しめるんだなと。
逆に1時間くらいの作品でも人が多くて楽しめないことがあった。

ただ空いている映画館は滅多にあるわけでも無い。レイトショーでも都心では混むらしいのだ。

映画館で映画を見るメリットを私は心得ている。
だからこそ自分が映画館を苦手なことにショックをうけた。

映画好きな人が自宅にシアタールームを作る理由がなんとなくわかった気がする。
自宅で映画を楽しめるのは贅沢だ。

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