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二階微分のライプニッツ表記の分数的性質
一階微分は分数と見なせることが良く知られている事実だが、実は分数であることまで良く知られていないのが残念な事実である。さらに、二階微分は分数と見なせないことも事実だが、あまり論じられてないのが寂しい事実である。
結論から言うと、まず二階微分のライプニッツ表記は分数と見なせない。仮に二階微分を分数として扱えたところで嬉しいことが見当たらないから、結局は現状維持される、というオチになる。
1 一階
球の体積と表面積の積み上げ方
中学校数学では球の体積と表面積の公式を学ぶ。困ることに、現行の教科書ではこれらは天下り的に与えれ、実験的手法で説明されても、理論的に導かれることはない。その結果、公式の丸暗記、下手すると語呂合わせによる暗記を助長する有様である。
$${V=\displaystyle\frac{4}{3}\pi r^3}$$
$${S=4\pi r^2}$$
球の体積や表面積が既存の知識と繋がらないの
多項式除法の筆算の長除法と組立除法
多項式の除法を筆算する際、主に2つの方法が用いられる。1つ目は整数除算の筆算でお馴染みの長除法、2つ目はそれを簡略化した組立除法である。高校数学の教科書では長除法のみを例示し、組立除法は扱ってない。しかし、長除法よりも組立除法の方が記述量が少なく高速であるため、参考書や勉強サイトで扱われることが多い。
ところが、組立除法の計算の仕方を計算して手順の暗記になる場合が多い。組立除法が長除法の簡略化し