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「良薬は口に苦し」PMDDは障害か、それとも良薬か

こんにちは。ムチねこと申します。
ここ数年、腰の痛みで朝を迎えてしまうことが悩みです。

腰が痛いことで言うと、
生理に関連した腰痛も抱えている私。

生理前は心身ともに不調が表れるものですが、
私の場合、腰痛よりもしんどいのが【精神面】でのつらさ。

3か月前、聞いたことはあるけどよく知らない、
PMDD(月経前不快気分障害)について検索。
チェックリストを確認したところ、

☑集中力の低下
☑突然悲しくなる、涙もろくなる
☑イライラする、人間関係の悪化
☑自分に絶望する、自分を責めてしまう
☑常に不安、また緊張している
☑目の前のことに興味が湧かない
☑倦怠感、無気力
☐食欲が増える、特定の物だけ食べたくなる
☑不眠、または過眠
☐関節痛、筋肉痛、むくみがある

ほぼ当てはまってました。
うーん。なんでもっと早くチェックしなかったんだろう・・・。


最近はもう、それはそれはしんどくて。


嫌なことばかり思い出してしまうし、
一日中、自己否定がやめられないし、
何となく悲しくて涙が止まらなくなる。

数日経つと今度はどうしようもなくイライラして、
時には目の前の物を投げ飛ばしてしまうこともあります。

投げた物を拾いに行こうとする自分が虚しくなり、再び涙が止まらなくなる。

あとはもう、とにかく何も考えたくない。何もしたくない。
「楽しみたい」という感情は0%。
このどうしようもない状況から、自分は一生抜け出せないのでは?なんて思う。

そんな日が10日間ほど過ぎると、
翌日からガラッと変わるんです。

夜中にあれほど暴れていた台風はどこへやら?という快晴の空。

頭の中は、まさにそんな清々しさ。
自分でも分かるくらい、よく笑ってる。

翌日はいつもよりも早く起きて、
近所の公園へ散歩へ行くほどアクティブになるし、
電車に乗って買い物にも出かけるし、
洗濯物がハンガーに引っ掛かっただけで爆発していた苛立ちが
嘘のようになくなっている。

そんな安定した日が2,3日続きます。

良かった、やっぱり生理のせいだったんだと思っていると、
再び漠然とした不安が襲い始めます。
ネガティブな思考もだんだんと復活。

ああ、もうどっちなんだよ・・・。

すると最終的には、
「ああ、私って昔から暗い性格なんだよな」と。
この諸症状の原因は、PMDDだけではないのだな、結局私なんだな、となる。
この2日間は明るい気分で嬉しかったのに、残念。

そんなわけで、私の中でのPMDDの立ち位置ってその程度のもの、と流していたんですね。そこまで関係ないって。

でも、最近改めて思いました。

それは、PMDDが確実に私の心を軽くしているということ。

少なからずではあるけれど。


PMDDの期間は、もうそれはそれはつらい。
仕事中も家事中も常に不安と自責と苛立ちか付き纏います。

しかし、そうやって眠っている感情が湧きだすと、
普段は見過ごしてしまう自分自身の根底にある疑問や不安と嫌でも向き合わなくてはならないんです。


自分の人生って?価値って?
私の悩みって?
日本、いや、世界から見た私って?

こういう思いをした後って、
意外に物事が前に進んだり、思考をアップデートできていたりします。

絶望するだけで得るものが無いって訳ではないのかな。

私は暗い。情緒不安定。
でもそれは、きっとPMDDのせいでもある。

厄介な諸症状の責任を100%自身に負わせていた私は、
今では40%程をPMDDに背負わせることができている。

もしかすると、100%がPMDDのせいなのかもしれない。
その可能性があるのは事実。

いずれにせよ、まずは漢方を試してみたいと思います。

しかし少なくとも、
今の私がPMDDの存在に助けられた部分があるのも事実。

私にとってPMDDは障害でもあり良薬でもあるのです。