【スイーツ巡り】絶品!最強のきな粉餅、ぜんざいとの邂逅
今回は
茶房 もちつき庵に行ってきた。
場所は愛知県名古屋市の天白区。
塩釜口駅から出て徒歩約10分。
開店20分前に着いたのだが、
既に人が列をなしていて、雨に曝されながら待機した(傘を持ってこなかった私の落ち度だ)。
第一陣には案の定なることができず、その後追加で30分待機した。
それでも!
ここの餅は美味かった!
もっと待ってもいいと思うくらい!
私が頼んだのは、
つきたてセットと、ぜんざいだ。
メニュー表を見るまでは、
こがししょうゆを頼むつもりだった。
だが、
甘党の私が、甘味の誘惑に勝てるはずもなく…
計8個の餅を頼むこととなった。
この時の本命はぜんざいであった。
つきたてセットは日本人の性に抗えず、
朝の一番人気を選んだ次第だ。
店の中に入ると、
思ったより中は広く、
全体的に木目調の、コメダに近い雰囲気だった。
注文を済ませ、日の差す方を見遣ると、紅葉がこちらを見ていた。
待ち時間の読書に彩りを添えてくれたことに感謝した。
そうこうしているうちに第一陣が到着。
つきたてセットだ。
店員さん曰く、
本物の餅であるため、冷めると固まってしまうから早めに食べてくださいとのことだった。
それを承知し、
本命のぜんざいの前座として
ありがたく頂こうと、左のクローバー状に敷き詰められた餅を口に運ぶ。
甘さはないが、大根おろしと醤油の効いたよく伸びる本物の餅であった。
いつもの角切りの餅とは違った、柔らかく、それでいて温かい、つきたてを感じられる餅だった。
しかし、問題点が1つあった。
それは餅1つ1つの大きさが、思ったよりもでかいことである。
どの餅も、平均的な女性の拳1つ分ほどの大きさなのである。
私はこれを8個も頼んでしまったのだ!
私の胃袋は果たして持つのだろうか。
そんな不安に襲われながら、右隣のきな粉餅に食指を動かす。
もちろん大根おろし醤油餅も食べきっていないままである。こちらはまだ3個残っていた。
きな粉餅を1つ口に運ぶ。
これがありえないくらい美味かった。
何よりきな粉のきめ細かさである
玉が一つもなく、砂糖の主張も強すぎず、
つきたての餅を優しく包んでいた。
こんなに美味しいきな粉餅は食べたことがなかった。
小一時間その場で小躍りしたいくらいだった。
本命のぜんざいを食べずして、私は既に大満足。
もう胃袋の心配などしていなかった。
続いて第二陣、
本命のぜんざいが到着。
なんだ餅は1つだけか。
と思い多少の安堵を覚えつつ
あんこの海から顔をのぞかせる餅をつっつく。
すると!
驚くことに餅は2つあった!
下に隠れていたのだ!
気づかなかった。
おかげで一石二鳥のようなお得感を味わえた。
食べる前から既に楽しい。
餅を、一面のあんこから掬い上げ、口に運ぶ。
つきたてセットの餅々とは違い、
焦げ目のついた餅の香ばしさが、あんこのもったりとした甘さと共に広がった。
香りもよろしく、正月になったらもう一度来ようと私に決心させるほどの会心の味だった。
しかし、きな粉餅を食べた感動を引きずっていたため、きな粉餅の方が私の好みにあっていると食べている最中に思った。
そこで、だ。
私は…
余ったきな粉を全てぜんざいの中に投入した。
これが本当に美味しかった。
邪道なのは分かっている。
だが抗えない旨さだった。
口に入れると、ほんのりときな粉の存在を感じるぜんざいはさらに絶品であった。
以上、今回のスイーツ巡りの詳細である。
ちなみに、
美味しすぎたきな粉餅をテイクアウトしようとしたが、混雑のため無理とのことだった。
混雑していない時はできるそうだ。
ぜひ、茶房 もちつき庵にご自身の足で向かわれる際は頭に入れておいて欲しい。