夏の音が嫌いだ。
最近、毎朝セミの鳴き声で起きる。
夏の音が嫌いなだけで、決して夏が嫌いな訳では無い。
イベント盛りだくさんという意味では大好きである。
そんなわたしだが、夏の音を聴くと嫌な時期を思い出す…。
あの日あの時…
そうなるのだ。
五年前の夏、わたしのなかで何かが壊れた。
張り詰めた糸が切れたという表現は近いようで遠いのかもしれない。
色んなことが重なり、
「もう全部嫌だ!全部投げ出したい!」
そう思ったあの日。
今思うとそんなことでメンタル崩壊していた自分を悔しく思う。
けれど、あの時のわたしからしたらそれが全てだったのだ。
夏休みに入る前日、次の日からバイトも入っていたけど代わりの人を見つけて
次の日から地元に帰った。
そこから、地元に帰ることがわたしの楽しみだった。
人間追い詰めれられている時の方が何かに頼ってそれが物凄く支えになると分かったのはその二年後である。
その二年後はめちゃくちゃ充実していたので、地元に帰ったとて特にそこまでポジティブな何かを感じることは無かった。
嫌な事があると、些細なことでもかけがえのないものになるんだなという気づきがあった。
そんな夏の日をわたしは未だに忘れることは無い。
なにせ、その時の環境からはかけ離れているし時間も経っているのにフラッシュバックするのだ。
そんなこんなで昨日は嫌な夢を見た。
恐らくそのせいか寝汗をめちゃくちゃかいていたと思う。
フラッシュバックって恐ろしい。
でも、そんなことを考える暇もないくらい充実した日々を送りたいと思ったわたしである。
p.s.
昨日の語学教室は気晴らしになったし、楽しかった。
この出会いがいい出会いになりますように。