【🍋ノスタルジーシリーズ#1】夜にも奇妙な『こめ、の。おどり60つぶ60つぶ』
幼い頃からいわゆる『ちょっと変わってる子』
だったと思う。
体が弱く熱ばかり出すので幼稚園にはほとんど行けず、寝床でテレビを見たり絵を描く日々だった。
同世代とどう絡んだらいいのかも分からず。
久々に幼稚園に行っても、休み時間は何をして過ごせばいいのか分からないので、様々なおかしい遊びを考えては実行していた。
そのうちの一つが、雨乞いである。
その幼稚園はお寺で経営していて、裏は寺と墓地。
(こちらが裏側なのかもしれない、、)
なぜか幼稚園の建物の柱まで朱色に染められており、まさに神社の鳥居を思い出させるそれである。
(寺なのだが)
雨乞いは、その太い鉄骨柱に腕を巻きつけ?、ぐるぐる回るという遊びである。
お、おかしい、、、
そんな変な奴絶対関わりたくないぞ、、、
おそらく、初めてそれをした時にちょうど雨が降ってきたので、この儀式が雨を呼んだと思い、その後も暇を見つけてはグルグルグルグルまわっていた。
怖すぎるだろ幼稚園児の自分
さらには降ってきた雨粒を恵みの雨と称して、最低一粒は飲むという儀式まで行っていた。
リリィ教の始まりである。
その頃描いていた絵が結構残されており、そのうちの一枚がこちら。
『こめ、の。おどり 60つぶ60つぶ』
である。
こわい。自分がこわい。笑
当時の自分が何を考えてこれを描いたのかはよく分からないが、1つ覚えているのは真ん中にいる米粒は偉い身分ということである。
村長的な存在である。酋長ってイメージで描いた記憶がある。
確かに二粒は心なしか他の米粒より厳かにみえる。
ような気がする。
いや気のせいか。
取り囲むのは一般人、もとい一般米粒である。
偉い米粒様万歳!万歳!みたいな、そんなイメージで描いた絵だった。
その割にはみんな無表情。
だが全員微妙に表情が違う。手が込んでるなぁ。
米界隈にもカーストってあるんだな。
てことはコシヒカリやあきたこまちなどのブランド米はカースト上位なんかな。
そのなかでもツヤツヤふっくら粒のでかい米が酋長レベルなんだろう。
米の酋長ってなんだよ、、、
ちなみに、タイトルで60つぶ60つぶと数の圧をかけてくるが、実際に数えると60粒はいないのである。
幼い私は何回も数えて、『よし60つぶだ!』とゴーサインを出した記憶もあるのだが間違えている。
何なら、鉛筆で60つぶと書いたあと、さらに赤鉛筆でも60つぶと念を押してくるほどなので、よほど60粒に自信があったのか。
ただ、米粒なだけに数え始めの米粒に印をつけておかないと、現在でも非常に数えづらい。
まぁ米粒村の人数?粒数?なんてどうでもいいのだが笑
こんな様々なちょっとおかしい遊びやアイデアを日々生み出していたので、また書き綴っていこうと思う。
若干宗教じみているなぁと思う。雨乞いにしろ、『こめ、の。おどり60つぶ60つぶ』にしろ。
リリィ教(私が教祖)の話もまた後日に。笑