日没まえ むらさきの
なんそうにもかさねられた
ちょこれえとくりいむが
らずべりいに とける
あまくてあまくて
すっぱくて
そわそわとしたわたしは
おさらにうつった かげをみている
じかんをかけて
すこしずつ ずれていくかげは
このほしがこうせいにみせるきどうだった
にちぼつとともにうすれていく おと
のこったのは
わたしと けえきと
まどごしにみえる むらさきのうみ
それらのさかいめが
うすれて まざって
いっしょになったとき
ちかくてとおい とおくてちかい
せいじゃくのなか
すがたをあらわす
みつめる むらさきのひとみ
ときをわすれた くれのせいが
わたしたちにほほえむ
ちょうしんのおとがした
はっとして あたりをみわたす
あるのは
からになったけえきざらだけだった
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