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万能よもぎバーム(軟膏) 作り方

ワークショップで紹介しているよもぎバームのレシピを公開します!
一度作り方を覚えたら簡単に作れるので、みなさんぜひ作ってみてください。


よもぎバーム(軟膏)のレシピ

①よもぎを摘む

まず、鍋いっぱい分のよもぎを摘んできます。
時期は3~6月くらいまでの、春のよもぎがおすすめ。
それ以降はツヨンという成分が多くなり、性質が変わってしまうので、私はあまり使いません。
乾燥させたよもぎでも同じ作り方で作れるので、春によもぎをたくさん摘んで乾燥させておくのもひとつの手ですが、緑色のクロロフィルが抜けてしまうので、やっぱり生が一番おすすめ!

除草剤や犬猫のオシッコの心配がない、綺麗な場所で摘みましょう。
せっかくなので新芽の綺麗な部分をワサーッと採ってきます。

②さっと洗って水気を切る

採ってきたよもぎはさっと水洗いして土ホコリ等の汚れを落とし、
2~3時間陰干しして水分を飛ばすか、すぐ作る場合はキッチンペーパーで水気をよく拭き取ります。

③太白胡麻油でよもぎオイルを作る

鍋に太白胡麻油とよもぎを入れ、一番弱火にして脂溶性の薬効成分を煮出していきます。
弱火にしないと、ただの天ぷらになっちゃうよ~(^^;

太白胡麻油は無味無臭で、料理だけでなくスキンケアに向いているオイル。アレルギー等もなく、保湿や切り傷のケアに向いています。
こだわる方はオリーブオイルやマカダミアナッツオイル等を使ってもOK。

九鬼太白胡麻油がおすすめ!
ちょっと良い胡麻油です

木べらで30分間優しくかき混ぜ続けると、次第にオイルがきれいな緑色になり、よもぎの良い香りが漂ってきます!

よもぎがクタ~ッと出がらしになって、こんな感じになってきたらOK!
ざるを使って、葉とオイルを分けます。

よもぎオイル完成

これでよもぎオイルができました。
よもぎオイルはお風呂上がりのマッサージ等に使えます。
少し塗ってみると、肌にスーッと馴染んでいくのがわかるはず!

オイルの状態だと使用期限は3日程度。

④蜜蝋をよもぎオイルに入れて溶かす

使用する蜜蝋は何でも良いですが、化粧品グレードで未精製のビーズワックスが望ましいです。

私がよく使うのはこれ

オイル50mlに対して3gの蜜蝋を入れます。

夏場はゆるくなるので、少し多めに入れてもOKです!お好みの固さで!蜜蝋が溶けたら、容器に流し入れていきます。

⑤固まったら、完成!

常温で30分~1時間くらいで固まります。

よもぎの効能

よもぎの生薬名は艾葉。

血の巡りを良くし、止血、鎮痙、消炎、痒みの改善等、古くから用いられてきました。日本人に最も馴染み深い薬草かもしれません。

作ったバームは切り傷、やけど、かゆみ、にきび、日焼け跡、あせも、カサつき等、皮膚のケア全般に使えます!
私は保湿剤として髪にも利用しています。

薬機法上、これに効果があります!とは断言できないのですが…まぁ色々と万能なので、とにかく1回!作ってみて!使ってみればわかる!!

使用上の注意

作ったバームを使用する際は、必ずパッチテストを行って異常が出ないか確認してください。稀にキク科アレルギーの方がいらっしゃいます。
また、1歳未満のお子さまには蜜蝋の安全性が確認されていないので、使用しないでください。

びわの葉バームも、ほぼ同じ作り方

びわの葉バーム作り

びわは常緑樹なので、よもぎと違い1年中作れるのが魅力的です!

基本的には同じ作り方ですが、下処理として葉の裏の毛をたわしでゴシゴシ落とし、葉を細かくちぎってから鍋に入れます。
はさみを使わず手でちぎった方が良いのは、断面積が増えて薬効成分が出やすくなるから!
葉の裏の毛を取るのが大変なのよー、という声をよく耳にしますが…
100均に売ってる激落ち君とか使うとわりとすぐ取れます。笑

びわの葉の主な脂溶性成分はウルソール酸。
抗炎症、抗菌、抗アレルギー、保湿など美容に嬉しい作用が期待できます。

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