大好きだった「元カレ」を成仏させるたったひとつの方法
あなたには、忘れられない元カレがいますか?
人生における”記憶に残る存在”だったり”大切な思い出”という意味では、いつまでも忘れなくてもいい人なのかもしれません。どんな出会いも別れも、その過程も含め、あなたの大切な人生の一部だから。
でも、その”忘れられなさ”が前へ進む道を閉ざしてしまったり、今後の選択肢を狭めている可能性があるならば……。
その想いや執着はもう、キレイさっぱり成仏させた方がいいのかもしれません。
「元カレ」が忘れられないから次の恋に進めない⁉︎
「元カレ」という以上、一度は別れた人ですよね?
もちろん、腐れ縁的に何度も別れと復縁を繰り返しているカップルも少なくありませんが、ほとんどの場合、あなたの未来においてキーパーソンとしては登場しない「過去」の存在のはずです。
では、どうして彼を「過去」にしたのか。
ラブラブだった時代もあったはずだけれど、何らかの原因で愛情を継続できなくなった、という理由がほとんどと思います。
別れの理由なんて、それこそ108つの煩悩の数ほどありそうですね。
とにもかくにも、どちらか、もしくは片方が”もう交際を続けられない”と決断して別れたわけです。
それが怒りの感情だったにしろ、諦めの感情だったにしろ、振られてしまったにしろ、ある時を境目に、ふたりは恋人同士であることをやめました。
「元カレ」とやむおえない事情でその時は別れを選択したけれど、やっぱり彼が忘れられない、今でも好きすぎて泣く、という方ならば、復縁を目指して頑張るのもアリでしょう。
でも、問題なのは、前に進みたいのに、もう別に彼ともう一度付き合いたいわけじゃないのに、脳内に亡霊のように彼の幻影がチラついてしまうこと。
新しい人と出会ったのになんだか元カレと比べて『ここが足りないよな』とか『前の彼はこうしてくれたのに(この人はしてくれない)』と思ってしまう。
そして結局、『やっぱりこの人じゃないのかも』と感じて自分を納得させてしまう。
未練があるのは、「彼」そのものですか?
でも、こうした「元カレが忘れられないの」という想いは、本当にあなた自身の事実でしょうか?
元カレも人間ですから、時間と共に変化し続けていますし、そもそも恋人だったあなたに見せていなかった表情もあるはずです。
現在あなたのパートナーではない彼のイメージ(大概は良かったイメージ)をずっと昔の姿・声のまま持ち続けていたとしても、それはもはやあなたの脳内だけに存在している”元カレという実態のない亡霊”のようなもの。
そんな元カレという亡霊に依存してしまう深層心理の正体は、なんなのでしょう。
ここでひとつ質問です。
ベタな言い方ですが、脳科学的には、男性の恋は「上書き保存」、女性の恋は「書き換え」と言われています。
男性は”恋”というフォルダに「初めての彼女」「2016AW〜2018SSの彼女」、「2019SS〜2019AW」というように、まるでコレクションかなにかのようにアーカイブされていくわけです。
対して女性は”恋”というフォルダごと「○○くん」に書き変わってしまい、以前のデータはまるっとゴミ箱INしてしまうという……。
さすがにこれは極端な例で、男性でも切り替えが早く前の彼女のことなどサッサと忘れてしまう、というタイプもいれば、女性でもフォルダ内の元カレコレクションを愛でているタイプの人もいるでしょう。
ですが、一般的に、女性の方が「次の相手ができれば忘れられる」というタイプが多いのは統計的にもあてはまる気がします。
ですから、彼と別れたあと、しっかり彼と分離できないまま(フォルダを消去できないまま)では、次のフォルダを作ろうにも作れない、というのが本当のところだと思うのです。
元カレとしっかり分離できていない(フォルダを残したまま)と、何が起こるか。
「○○くん」と書いてあるフォルダに別の「○○くん」が入ろうとしても、適合しない気がしてしまうのです。
加えて、名前があるのに何も更新されないフォルダを開いてみては感じる喪失感。
もう彼が自分のそばにいない、という事実による「寂しさ」です。
大切なのは、”現在と未来のあなた”が幸せかどうか
じゃあ、どうすればいいのか、という答えは、おのずとわかると思います。
フォルダを「ペイっ」と捨て去ることです。
恋デバイスの初期化によって、「元カレ」を無事に成仏させてあげましょう。
そして、ここで初めて、あなたはひとりになります。
”ぼっち”な寂しい「ひとり」ではなく、自立した「ひとり」の女性です。
当然、一定の期間でこそあれ「カップル」として、彼と運命的なものさえ感じながら生きていたあなたにとって、それはやれ、と言われてすぐにできるものでもないかもしれません。
でも、失ったものに縋りついて、未来の幸せを逃すのはもったいなさすぎます。
元カレの亡霊に悩まされていたのは、彼と一緒にいたときの「彼氏がいて、恋をしていて、幸せだった自分」の記憶に包まれたままでいたからです。
彼と別れた今、あなたは、まっさらな魅力を持ったひとりの女性です。
どんな人と、どんなふうにも出会えるし、新たに出会った人の一挙一投足に元カレの亡霊がチラついて邪魔をしてくることもありません。
そして何より、”別れる”ような何らかの問題を持った元カレと一緒にいるよりも、もっともっと幸せになれる可能性大です。
幸せな時間を共有した「元カレ」に感謝をしながら、その過去の存在と決別し、ほんの少し成長した自分で未来に向かえるかどうか。
そしてきっと、あなたはこのことに、心の奥では既に気づいていたのではないでしょうか。
あなたの現在・未来の幸せは、他の誰でもなく、あなた自身にかかっています。
あなたの過去の恋が”亡霊”ではなく、素敵な思い出に、そして”女の糧”となってキラキラと輝けますように♡
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