運動会を嫌がっていた息子。
いよいよその日がやってきた。
全貌を書いたら、ものすごく長くなってしまったので、ダイジェスト的に。
登校するも、校庭で「いらんことして」遊ぶ
準備はすべて先生がやってくれる
私が帰ると、息子も「帰る」
出番が近いので校庭に戻るも、出場拒否
パソコンをしてみんなを待つ
家でご飯を食べていると、脱走した息子が帰宅
大玉転がしで、ハッスル!
砂いじりをしながら、6年生の演技を見る
*
6年生の演技を見ながら、なぜだか涙が溢れてきた。
6年生になった息子は、どんな風に成長しているんだろうか。
6年生の練習風景を息子と一緒に見ている時、同じ支援級の男の子は輪の中に入らず、輪から離れたところで踊っていた。
その子も、運動会本番ではちゃんと輪の中で踊っていたのだ。
6年生の演技を、1年生から5年生までの後輩たちが、親御さんたちが、先生たちが静かに見守っている。
あぁ、運動会の醍醐味ってこれなんだなぁとしみじみと思った。
練習では感じられなかった緊張感。「やってやるぜ」という気負い。
6年生、かっこいいなぁと思った。
*
すべての演目が終わり、息子が所属する赤団は優勝に輝いた。
そこは嬉しかったようで、「赤団勝った!!イェイ!」と叫んでいた。
みんなが椅子を持って校舎に戻る中、息子は校庭をうろついていた。
校長先生、教頭先生、保健室の先生に「ケンくん、大玉転がし頑張っとったね!出れてよかったねぇ」と声をかけられた。
本当に、大玉転がしに出場できてよかった。
本人は「疲れた、疲れた」と言っていたが。いや、お母さんも疲れたよ。
運動会嫌いはまだ続くと予想されるが、息子なりに楽しめる部分が多くなってくれたら嬉しい。