息子のまわりの、イケメン男子たち
相変わらず、小2息子とは毎日一緒に登校している。
一緒に登校していると、他の子どもたちの様子もよくわかる。
私が出会ったイケメン男子たちを紹介したい。
「ラッキーじゃんけん」で一日ハッピー
人懐っこくて、人との距離感がものすごく近いS君。
息子と同じ2年生の男の子。
ある朝、息子にひっぱられながら私が廊下を歩いていると、いつの間にかS君が横に居て、こう声を掛けてきた。
「ねぇ、ラッキーじゃんけんしよう!最初はグー、じゃんけんぽん!」
言われるがまま、じゃんけんをしたら、私が勝った。
「お!チョキで勝ったから、今日は一日ハッピーだよ!」
にっこり笑顔のS君。
そんな風に言われたら…
うん、確かに今日は一日ハッピーに過ごせそうな気がした。
先生には内緒な!
下級生に慕われている、6年生のM君。
先生が来る前の、朝の教室でのことだ。たこ焼きパーティーで「好きな具材を持ってきても良い」と言われ、Mくんはチョコレートを持ってきていた。
そのチョコレートのひとつを、1年生のK君に「内緒な」と言って渡すM君。
K君は「え?内緒?誰に?」ときょとんとした顔をしている。
M君はいたずらっぽい顔で「先生にだよ!」と答えていた。
そのやりとり、思わずきゅんとしちゃったよ、私。
いいよ、鬼は僕で
登校後、「運動場行く!」という息子についていった。
2年生の男の子たちが4~5人いて、ちょうど鬼ごっこを始めるところだった。
「鬼決めどうする?」
「一番足の遅いやつにしようや!」
「え、じゃあ○○?」
名前を呼ばれたその子は「え…」という顔をしている。
「いいよ、鬼は僕で」
メガネをかけたG君がそう言った。
近所に住んでいるG君。優しい男の子だ。
「僕でいいよ」なんて。すごいな。
小学校2年生で、そんな風にはなかなか言えないと思う。
おいコラ、行くぞ
息子と同じ2年生のAくん。
すぐに手が出てしまうのが悪い癖で、言葉遣いもちょっと乱暴。
ある時、息子が教室になかなか入らず、職員室前の廊下を私と一緒に歩いていると、Aくんがやってきた。
「おいコラ、行くぞ!ケン!」
そう言って、息子の手をグッと掴んで、引っ張り出したのだ。
力の強いA君に引っ張られる息子。
息子は私の腕をつかんでいるので、三人でぞろぞろ歩き。
そのまま教室に入ることができた。
やり方はちょっと乱暴だったかもしれないけど、A君なりに、息子のことを考えてくれたのかなぁと思うと嬉しかった。
*
いろんなタイプの男の子がいるなぁと思う。
男子なんて、バカばっかりやっているイメージしかなかったが、根は優しい子ばっかりなのかもしれない。
同伴登校は疲れることも多いのだけど。
こうやって他の子どもたちのいろんな面が見れるのは特権かもしれないなぁ。