静かな部屋でひとり爆弾を作る。
その時々でいろんな言葉に助けられてここまで歩んできたけれど、その時には道端に生える雑草のように見逃してきた言葉も多くある。ただ、それらの中でも今になってようやく花ひらいて眼前に彩りを添えてくれる言葉がある。Diosのたなかが、歌は祈りのようなもので、聴いた人のこの先の人生のどこかで響くような時限爆弾を作っているような気持ちだと、作曲について述べていた。もしこれまで自分が影響を受けてきた作品たちにもそのような祈りが込められていたのだとしたら、命を擦り減らして作品を紡いでくれた数々のアーティストへの尊敬の念を強めるばかり。これまでの人生でどれほどの/どのような時限爆弾が自分に仕掛けられてきたのだろう。その祈りはいつ爆ぜるのだろう。さまざまに仕掛けられた祈りが、その時々でまた自分を救ってくれると信じて。「消費されない芸術」の意味をなんとなく理解し始めた今日この頃。
こうして今 熱りある 日々を再開してるのさ
家からずっと出ないまま 爆弾を作るように
thus さよならポエジー
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