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悪用厳禁!!人の心が読める!自分の思い通りに人を動かせる心理学 第3話

ゴマすりを制する者はビジネスを制す

ビジネスにおける超必殺技



世の中には「上司に媚びる」とか「お世辞屋」または「ゴマすり野郎」という表現があります。

しかし、ビジネスの世界では、上司やクライアントなどに対して、時には媚びを売ることが避けられない状況もあるでしょう。

これらを心理学では「迎合行動」と称し、特定の人々に対して好感を勝ち取るための言動として認識されています。

一流のビジネスマンの中ではこれは非常に効果的なコミュニケーションツールの一つとして認識されています。

 

ゴマすりの4つのテクニック



 ここではお世辞、同意、適度な親切、自己卑下を用いた相手の称賛など、効果的なゴマすりの方法を紹介します。

1・お世辞 

ゴマすりには様々な形があり、一番ポピュラーなのがお世辞ですね。

いわゆるヨイショをすることです。

誰でも褒められるというのはうれしいものです。

しかし表面的なペラペラなお世辞では逆効果。

相手の言動をよく理解して、ここぞというときに使いましょう。

例1「今日発表された新製品は、鈴木さんの創造力の賜物ですね。鈴木さんのアイデアは常に業界をリードしています。」

例2「部長、この四半期の素晴らしい成果は、部長の先見の読みがバッチリ決まった結果ですね。私たちは、部長のもとで働けて幸せに思います。」

2・相手の意見に同意する 

相手の意見に積極的に同意することも、良い印象を与える手段の一つです。

「いやーまさにおっしゃる通り」といったように同調するのも好印象を与えます。

例1 「この予算削減案には賛成です。資源をより効果的に活用することができるでしょう。」

例2 クライアントとのミーティングでの意見への同意「お客様のご意見に同意見です。その方向で製品の改善を進めることが、お客様満足度向上に繋がるでしょう。」

例3 
「ご指摘の点には深く同意します。それを踏まえて、今後の作業を改善していきたいと思います。」

3・親切にする

相手の行動に注意してお節介にならない程度に親切にするのも一つのゴマすりです。

「自分だけが特別にされた」と思わせるのが手です。

例1 上司が忙しい際に、会議のスケジュール調整や重要なメールのフォローアップを手伝う。

例2 同僚や上司がプライベートで困難に直面した場合、傾聴や励ましの言葉をかける。

例3 締め切りが迫っているプロジェクトで、忙しそうな同僚に手を差し伸べる。例えば、余分なタスクを引き受けたり、有益なアドバイスを提供する。

例4 新入社員が業務に慣れるまで、積極的にサポートし、必要なトレーニングやリソースを提供する。

※悪用厳禁ポイント

これらは自分の負担も増えるため大変な場面も多いですが効果は絶大です。

(気になる異性の気を引きたい場面で使うことができるテクニックでもあります。)


4・自分を卑下する

自分を卑下して相手を持ち上げるのもよく使うテクニックです。

例1 「部長、私にはまだまだ及びません。私も部長みたいな洞察力と経験を身に付けることができればと思います。」

例2 「その点については全くおっしゃる通りです。私はまだ改善する必要がありますね。」

例3 「素晴らしいアイデアですね。私にはそんな創造的な思考はなかなか浮かびません。」

しかしやり過ぎは皮肉に聞こえてしまうこともあるので注意が必要です。

これらのテクニックはここぞという時に使うことで最大の効果を発揮します。


 ゴマすりの罠


 実際に試してみると、ゴマすりが意外に難しいことに気付くでしょう。

不慣れなうちは、お世辞が本心から来ているものなのか、それとも皮肉なのかが不明瞭になることがしばしばあります。

これは、言葉の選び方や話し方、タイミングによって変わります。

間違ったやり方をすると、本来の意図と異なる印象を与え、混乱や誤解を招く可能性があります。

ゴマすりは、単に他人を喜ばせるためだけでなく、コミュニケーションをスムーズにし、自分をより有利な立場に持っていくための戦略的なツールです。

ゴマすりのコツ

これを上手に使うためには、日常生活での練習が不可欠です。

具体的には、以下の点を心掛けると良いでしょう:

  1. 誠実さを保つ: ゴマすりは、誇張や不誠実なものであってはなりません。相手に対する真摯な敬意や感謝を表現することが大切です。

  2. 相手をよく観察する: どのようなお世辞が相手に響くかを理解するためには、相手の性格や好みを観察し、それに合わせたアプローチを取ることが重要です。

  3. タイミングを見極める: 適切なタイミングでお世辞を言うことが、その効果を大きく左右します。場の雰囲気や相手の気分を感じ取り、最適なタイミングを見極めましょう。

  4. 過度にやりすぎない: お世辞は程度を守ることが重要です。過度にやりすぎると、不自然さや不誠実さが伝わり、逆効果になることがあります。

  5. フィードバックを受け入れる: 自分のゴマすりがどのように受け取られているか、周囲の反応を注意深く観察し、必要に応じてアプローチを調整しましょう。

これらのポイントを実践することで、ゴマすりを有効に活用し、ビジネスや日常生活での人間関係を円滑にすることが可能になります。

「ティーアップ」初心者向けゴマすりテクニック

「相手を持ち上げる」という意味での「ティーアップ」は、ビジネスコミュニケーションや対人関係において、相手の気分を良くするために彼らの成果や資質を前もって強調することを指します。

このアプローチは、相手にポジティブな感情を持たせ、その後のコミュニケーションを円滑にする効果があります。

以下に具体的な例を示します

例 「このプロジェクトの成功は、特に部長の卓越したリーダーシップに大きく負うところがあります。部長の的確な指示により、私たちは大きな目標を達成しました。」

このようなティーアップは、相手に敬意を表し、その後の議論や交渉をより建設的なものにすることができます。

しかし、重要なのは誠実さです。

過度なお世辞や不自然な賞賛は逆効果になる可能性があるため、リアリティーと信憑性を保つことが大切です。



最後に

これらのテクニックを日常生活で練習し、上手に使うことで、ビジネスや日常生活における人間関係をスムーズにし、自分を有利な立場に持っていくことができます。

ゴマすりはただのお世辞以上のものであり、コミュニケーションを円滑にし、良好な関係を築くための戦略的なツールとなります。

自分の人生をレベルアップするために是非とも習得しましょう。


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