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「民族とネイション」塩川伸明
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自分は何者かというアイデンティティを確立するためにも民族性を自覚するってことは必要なことだろう。
そこに国家が入ってくるから問題になるのだろう。
しかも民族間では優劣の感覚があり、一方が他方を支配的に接することも起きる。
そこに利権が加わるからなくなることもない。
というより、よりうまい汁を吸い、自らの立場を強固にしたいということ。
だから今も紛争がなくなることはない。
これらのことをヨーロッパ、ロシア、アメリカ、中国、日本などのアジア諸国で歴史的に見つめ現状と課題も示す。
わかりにくいのは最初の言葉の定義づけ。
ここを曖昧にして読み進んだから漏れの理解も十分じゃないのだろう。
でも、面白かった。