YOASOBI 「アイドル」の歌詞とリズム考察 ※主にサビパート
恐らく、初めまして!な方々が大多数かと思われますので先にご挨拶を。(^-^)v
芝 燿二郎(シバ ヨウジロウ) と申します。
普段はサラブレッドの血統分析に関する記事や競馬予想記事を書いてます。noteの継続期間は1年チョイですが、今回初めて!競馬と全く関係ない記事を書きますw しかも選んだテーマと曲がミーハー感丸出し🤣
ですが、当方一応、過去に某リズムパート楽器を担当経験アリのバンドマン(プロ志向→残念ながら夢破れる、、、でしたがw)。その知見を活かしての今回の記事、となります。本記事を書く前に、似たような内容のモノは無いか?とザザッと探して見ましたが見当たらず(→歌詞の内容考察、世界観考察!みたいな記事なありましたが、、、)。歌詞とリズムを考察しているモノが無いなら、気付いちゃったし書いてみようかなぁ~、と思い立った次第でございます。
という訳で、YOASOBIの「アイドル」好きな方々はどうぞお付き合い下さい(そこそこ長文なのでお覚悟をw)。
さて、サビの歌詞ですね。
誰もが目を奪われてく
君は完璧で究極のアイドル
金輪際現れない
一番星の生まれ変わり
リズムとアクセント、そしてサビパート部ということを踏まえると、まさに秀逸!としか言いようがないくらいに良く練られた言葉選び、歌詞作り、グルーヴセンスだと思わされます。陳腐な誉め言葉で申し訳ないのですが、ホントにゴイスー!!!
以下、解説します。
この曲は、ざっくりBPM=130位?(=4分音符)
→タンタンタンタン!(もしくは、ワン!ツー!スリー!フォー!) で4つ打っていく感じ。
8分音符♪だと、
タカタカ/タカタカ/タカタカ/タカタカ/
もしくは、
ワンエン!ツーエン!スリーエン!フォーエン!) って、間に&(エンでカタカナ表記w)を加えて8つ打っていく感じ。
こういうアップテンポ系の曲で「ノリ感(俗に言う、グルーヴ)」を出す為に必要な事は、、
→2拍&4拍目に(無意識的な)アクセントを置くことによる、バックビート(=プルビートとも言ったりします)が生じさせられているか否か?
コレ。これが超重要なんです!というか、我々のようなオサーン世代とは違って、いわゆるZ世代とかデジタルネイティヴ世代の方々なら意外と「自然に」そのノリ感が身に付いている人も割りと多そうな印象はあります。(→理由は至ってシンプルで、何故ならそういうバックビートがふんだんにまみれた音楽をずっと聞いて育ってきて現在に至る、から。)
おっと、話が脱線してしまった。アイドルのサビ歌詞考察に戻ります。
だ れもが め をうば わ れていく
きみ は かん ぺきで きゅうきょくのアイドル
こん りんざい あ らわれない
いち ばんぼしの う まれかわり
歌詞だけを単純に朗読してみてください。上で太字にした部分にアクセントを置けば、自然な日本語の文章として読めるし意味合いもごく自然に通じるかと思います。
踏まえて、サビ部分の符割りと併せて考えていきます。ヘビーリスナーの方は、どうぞ口ずさみながらお読みください。
※何回かループして読むor口ずさむのがオススメ。
!歌詞のアタマは、前節の終わり部分から「喰って(=いわゆる、シンコペーションってやつですね)」入っているのでご注意下さい。
※訂正追記
スイマセン、厳密に言えば誤りですね。符割り的には「巻き」でメロディラインに突入している、と言いたかったのですが、表現を間違えました。失礼しました~🙇
以上、追記終了。。。
だ れ
フォーエン!
もー が ー め を うばー
ワンエン!ツーエン!スリーエン!フォーエン!
ぁ わ れ て くー きみ
ワンエン!ツーエン!スリーエン!フォーエン!
はー かん ぺき で きゅ
ワンエン!ツーエン!スリーエン!フォーエン!
うきょ くの アイ ドル
ワンエン! ツーエン!スリーエン! フォーエン!
こん りん ざい あ ら
ワンエン! ツーエン!スリーエン! フォーエン!
ぁわ れな いー いち
ワンエン! ツーエン!スリーエン! フォーエン!
ばん ぼし の う まれ
ワンエン! ツーエン!スリーエン! フォーエン!
~ か ー わ りー だ れ →最初に戻る
ワンエン! ツーエン!スリーエン! フォーエン!
口ずさんでみて、気づきましたか???
~ ツーエン! ~ フォーエン! 部分、つまり、バックビート(プルビート)ポイントに、
歌う時はどれほど意図的にアクセントが置かれているのか?
ということに。それでいて、元の歌詞の自然なアクセントとも、バックビートポイントでそこそこ一致する。(=元歌詞とのアクセントポイントがズレている箇所はあるけれど、歌詞の意味が通じないレベル程の違和感を感じないのでセーフ。)
特に、「君は完璧で究極のアイドル」部分でアイ ドル と共にアクセントを置いた場合の、流れるように、かつ、畳み掛けるようなノリ感は素晴らしいと思います(←要は、歌った場合にめっちゃノレる!、という事)。
逆に、元歌詞のアクセント(=太字の部分)を意識して歌うと、とんでもなく気持ち悪い仕上がりの歌になっちゃいますよね??お笑い芸人さんが、わざとオンチに歌ってウケを狙っているかのような感じ。ノリ感もクソも無い。歌詞におけるアクセントの取り方って、実はめちゃくちゃ重要なんですよ(そしてその日本語本来の響きと、バックビートポイントでアクセントが一致する歌詞=言葉選びが為されていればいる程良い)。
→名曲と呼ばれる歌は、大体この辺りがよく練られてます。
例えば、パッと思いつきで、、
♪見えないものを見ようとして
望遠鏡を覗きこんだ~♪
で有名なBUMP OF CHICKENの天体観測も、ほぼ同じ仕組みです。元歌詞をただ朗読した時と、メロディに乗せた時のアクセントの違いが実感できるかと思われます。
!!ここまで書いて改めて思ったのですが、だから「究極のゲッター!」が意味不明なレベルにバズったのかも?ですねw
ゲッ! ター!
めっちゃノレますもんね~ (^^;
※まぁウケた大部分はお互いのキャラのギャップと、そしてコード進行的に違和感なく繋がった、という点だとは思ってますが。
さて、そろそろ纏めますと、
サビパート = 聞き手をノセてなんぼ。
→楽曲面のみならず、歌詞と歌い上げの面からも良いグルーヴを提供できているサビ、つまりは聞き手に届きやすいと言える楽曲。そりゃ~売れても不思議は無いですわな。シンプルに、素晴らしいと思います~
と今回はまさかのJ-pop 歌詞とリズム考察の記事でしたが、本来はこんな感じの「物事の本質部分に迫る」イメージでサラブレッドの血統分析をやっております。もしも気になってなった方居られましたら、フォロー&今後ちょいちょい記事チェックして頂けましたら幸いです。
あ!もしも、もしもですよ、一口馬主に興味をお持ちの方なんかは、コチラにて血統分析も承り中です。宜しければご依頼ください。
それでは最後までご覧頂き、ありがとうございました~🙇🙇🙇
fin
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