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思い描いた理想をすべて手に入れる生き方

 今回、紹介するのは株式会社GIVER代表取締役社長の土井あゆみさんが著された「思い描いた理想をすべて手に入れる生き方」です。

あらすじ

 作者が24歳で会社員をしていた時、彼女は夢や将来について自信を持てていませんでした。その時彼女の恩師から「自分の人生の舵取りは自分でするものだから誰もが自分の人生の経営者だよ」と教わりました。これをきっかけに作者は、「自分にとって本当の理想は何なのか?」を真剣に考えるようになりました。そして現在経営者としてお金、健康、時間、仲間、全てを得た人生を過ごしています。この本では、彼女がこれらを手に入れるために、大切にしてきたことや心掛けてきたことが書かれています。私は、この中でも心に残った言葉をいくつか紹介していきます。

1.幸せになるには努力と覚悟が必要

 この言葉が一番私の心に刺さりました。ここでは、人や環境に依存せず、自分のことは自分で幸せにしようという内容が書かれています。私は、適応障害になり仕事を休職することになりました。休職期間を得て、私は会社を辞め次の道に進むことにしました。会社に戻るよりも違う道に進むことが絶対幸せになると思っていたからです。だが、転職する際,休職期間を挟んでしまったために、他の企業への印象は良くないと指摘され、仕事も自分が望むような仕事はさせてもらえないという状況となっていました。私は、世の中をあまく見ていたために、会社を辞めることが果たして本当に幸せか悩むようになりました。しかし、この幸せになるには努力と覚悟が必要という文章を読んで、私は今のこの状況を打破するには、覚悟を持って次の進路へといくしかないと思いました。また、転職活動の結果がどうであれ、幸せを掴むための努力と覚悟は決して忘れないようこれから人生過ごしていこうと思いました。

2.最高の投資は「自己投資」

 この内容は、今のお金の使い方が、10年後の未来の姿をきめると書かれています。お金の使い方には、消費、浪費、投資の3種類あります。消費とは、生活していくうえで必要な支出のこと、浪費とは必要のない支出、無駄遣いのこと、投資は将来の自分に利益をもたらす支出である。この本では、「人生を豊かにするためには自分の欲しい未来に対して投資していくことが大切」と書かれていました。私は、楽しいことにお金を使えば、人生豊かになると思っていましたが、使ってきたお金で浪費になってしまったものはどれだけあるか考えさせられました。また、次のようなことも書かれています。「いまのお金や時間の使い方を見ると、10年後の未来がわかるよ。逆に言うと10年後の未来を変えたければ、いまのお金や時間の使い方を変えるといいよね。」現状に不満を持っているなら、まず自分のお金の使い道を確認してみるといいかもしれませんね。私は、将来広い視野をもった人間になりたいと考えていますから、今は本と旅行にお金をかけていくことが自己投資になるのではないかと思いました。

3.Do(手段)を考えるより先に、Be(なりたい状態)を考える

 土井さんが恩師から一番最初に教わったことは「自分の人生の目的地を決める」ということです。人生の目的地を決めるポイントは次のようになっています。

  • Be(なりたい状態)

  • Do(手段)

  • Have((欲しいもの、結果)

 ここでは、人生を旅行に例えています。

  • Be(なりたい状態)→目的地

  • Do(手段)→交通手段

  • Have(欲しいもの、結果)→思い出作り

私たちは旅行をする際,目的地を決めずに、移動手段や持ち物を決めることはないでしょう。私たちの人生も同じです。目的地であるなりたい状態がなければ適切な手段を選ぶことができないのです。学生時代私は、なりたい状態を考えずに就職した結果、自分の将来が見えず不安になってしまいました。自分のなりたい状態がはっきりしていたらこの不安は解消されたでしょう。また、なりたい状態が決まっているなら、それはきっと自分の軸となるため、周りに流されず、自分を豊かにしていけるのだと思いました。

まとめ

 私は、この本を通して自分のこれからの人生について本気考え直そうと思いました。そして、私にとって豊かな人生が送れるようにしていきたいです。今現状に不満を持っていて、大きな理想を持っている方には、ぜひ読んでいただきたいです。


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