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ASDで感覚が少数派の私が、創作活動で苦労してきた事

ASDのある私は、今まで創作活動をしてきて、自分が少数派であると言うことを自覚出来ていませんでした。

ASDの特徴に、

・白黒思考
・社交辞令や建前が苦手
・愛想笑いが苦手
・強過ぎる正義感
・過集中
・完璧主義
・興味関心、共感の狭さ
・感覚過敏または感覚鈍麻
・人の気持ちの想像力の特異性
・人間関係の想像力の特異性
・興味関心の強い物事以外、感想が湧かない
・屈折した過去があり、明るい世界を想像できない

などがあるかと思います。

ASDの人の割合が、2,5%~5%だと言われています。と言うことは、全人口の95%から97,5%は非ASDになります。

なので、ASDの上記の特性を作品に落とし込んでも、多くの人間から共感されない、受け入れられないでしょう。

そのため、ASDの人間は、まず、自分の感覚が少数派であり、その感覚をそのまま作品にしては受け入れられないんだということを意識しなくてはなりません。

そして、多数派の非ASDの人間の感覚を想像する所から始まります。

一つの作品にASDぽいキャラクターが1人か2人いる分には、まだいいかも知れませんが、発達障害関係ない作品の登場人物全員がASDだと、違和感があるでしょう。

なので、多数派から共感され受け入れられるような作品を書かなくてはなりません。

それが分からなかったのが、私が今まで作品が受け入れられなかった大きな原因なのだと思います。

また、今まで私は自分が良いと思う作品は、他の人からも良いと思われるに違いないとも、思っていました。

そうした感覚のズレも、自分の作品が日の目を見ない大きな原因だったと思ってます。

ASDの発覚が遅かったと言うのも大きいですが、多数派の感覚を想像しながら書いていくと言う作業は難しく大変だな…と、感じています。


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