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INTPとINFPが生きづらいと言われている理由について考察する。③

久しぶりに、INTPとINFPの生きづらさについて考察を立てたので、書き綴っていきたいと思います。

こちらは、以下の記事の続きになります。

今回は、コミニュケーションに関する部分を掘り下げていきたいと思います。

学生時代は、内向的な陰キャでもなんとかやり過ごせていたことでしょう。

ですが、社会に出たら、それは許されません。色んな人と感じ良くコミニュケーションをとって行かなくてはなりません。時には雑談ににも乗り、共感する必要があります。どんなに興味が無い話題にも、付き合わなくてはならない必要性も出てくることでしょう。

好きじゃない人とも、そうやって仲良くやっていく必要があります。心を開きたくなくても、開いていく必要もあります。

嫌いな人や苦手な人とも、そうやってコミニュケーションをとっていかなくてはなりません。「この人、嫌いだから関わりたくない…」
「この人、苦手だから関わりたくない…」
「一人が楽だから、誰とも関わりたくない…」などと言うようなことは、許されません。

ですが、INTPとINFPにとって、上記のことはすこぶる苦痛でしかありません。

両者は、興味関心が狭く深くマニアックであり、流行に鈍感、興味関心がない分野の話題は苦痛、特定の気の合う人とだけ関わっていきたい、嫌いな人や苦手な人とは極力関わりたくない、自分のテリトリーに他人を入れたくない、人に心を許すまで時間がかかる、干渉されるのが嫌、色んな人と仲良く円滑にコミニュケーションをとるのが苦痛、チームプレーが苦手、一人息抜きの時間が必要…男女の役割や体育会系風土に反発する、

社会に求められる人材とは、真逆の特性であります。
とりわけ、日本は同調圧力が強い国なので、INTPとINFPは強い閉塞感を覚えます。
その上、INTPとINFPが自分の興味関心を人に話したところで、変な顔をされてしまうのです。

ですが、両者共に多数派の世俗的な会話には疎いですし何が面白いのか、さっぱり分からない人も多いことでしょう。

とりわけ、INFPは寂しく感じ共有し合える仲間を希求する傾向にありますが、思想や興味関心を分かち合える仲間は滅多にいなくそれがより一層の生きづらさを生みます。

毎日、起きてる時間のほとんどを、仲良くない好きでも無い他人と一緒に過ごし続ける職場は、彼らにとって苦痛以外の何ものでもありません。

「社会に出たら、円滑にコミニュケーションをとって行かなくてはならない。」
「チームワーク、協調性が大事。」
「コミニュケーションが必要。」
「嫌いな人や苦手な人とも上手くやっていく必要がある。」
「嫌いな人や苦手な人がいるからって、辞めるのは甘えだ。どこいっても、同じだ。」
「明るく、元気に、テキパキと…」

日本社会で当たり前に言われてきたこれらの言葉は、INTPやINFPにとって拷問以外の何ものでもない訳なのです。とりわけ、INFPは繊細なので変に気疲れしてしまう恐れがあります。

日本社会では、ESTJとESFJが需要があるみたいですが、これらは内向的で浮世離れしているINTPやINFPとは対称的な性格であります。

これらの風土から、INTPとINFPは閉塞感を覚え生きづらさを抱えている大きな要因だと思います。自殺者や無職、引きこもりの多くは、INTPやINFPが占めていると、言われています。

日本のような集団の和を尊重し、空気を読み空気に染まる社会では、両者にとって苦行以外の何ものでもないことでしょう。

INTPやINFPの特性を活かせる仕事は、専門職かフリーランスしか思いつきません。

なので、何の突出した分野がないINTPとINFPは閉塞感を感じながら無理して過剰適応している訳であります。

色んな性質を持った人間が尊重され、生きやすい社会になって欲しいと、願うばかりです。

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