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ENFP過ぎた?友人との思い出
かつて、三年ほどやり取りしていた友人との思い出について語って見たいと思います。
その人はいわゆる、ネットで知り合った『 ネッ友』と言う存在であります。
私は対人恐怖の傾向から、話すのは緊張しましたが、彼の人懐っこさとオープンさから次第にそれが無くなっていき、ありのままの自分でいられるようになりました。
また、彼はとてもピュアな人間であり、
色んなサイトでやってみても、ENFPにしかなりませんでした。
この、色んな属性の人に対してもフレンドリーだったり、いきなりグイグイ来ることなく状況を読みながら人の心をオープンにしていく部分が彼の天性の魅力であったと思います。彼は、天性の人たらしであり、人が大好き、時に寂しがり屋で繊細な部分がありました。人の話を何でも真剣に聞いてくれて、時には叱咤激励をもしてくれました。
真剣に人の事を心配をもしてくれました。
正に、彼はENFPそのものなんだな…と、感じました。
また彼は、私よりNの度合いが高かったように思います。
自分が働いている福祉事業所を、全国に拡げたい、という壮大なビジョンを語っていました。
自分の住んでいる地方のことだけではなく、全国のことを視野に入れているような、そんな心が広い人でありました。
彼は、全国の生きづらさを抱えている人達について、考えていました。
私は深く、関心させられました。
いつか、一緒に福祉の事業を展開する約束みたいな話を真剣にしていました。
アメリカの振る舞いについての違和感についても、深く語っていました。有名なインフルエンサーについての違和感について、背後から語っていたり、鋭い部分もありました。
『 イラクを攻撃したり原爆を落とした国がロシアを非難するのは、おかしい。納得いかない。』『 インフルエンサーの裏には金が回っている。それで儲けようとしているようで、イライラする。』と、真剣に違和感をぶちまけていました。
読書家でもあり、自己啓発本を愛読していました。ホリエモンやローランドといった著名な方の本も愛読していました。
心理学や依存症にも詳しかったです。
異なる意見をも尊重出来、考えることの出来る人でもありました。
それらの鋭い感覚や深い考察広い視野は、彼が正にNが抜きん出て高いからなのでしょう。
私は、彼とNeを共有する者同士、将来のビジョンについて真剣に話し合って、盛り上がることが多かったです。
私の夢を真剣に応援してくれました。私は、書籍化と漫画原作を目指してWeb小説サイトに投稿していました。
感想を言ってくれましたし、真剣にアドバイスをくれていました。彼に表紙や挿絵の依頼もしたことがあります。
『 売れっ子作家になって欲しい。』なんて事を真剣に話してくれました。
私は、『 そこまで思ってくれなくても…』と、戸惑いと嬉しい気持ちが混在していました。
今思えば、それはNeがそれなりに高いからなのかもしれないと、思いました。
(彼は、明らかに私よりNeが高かった。)
Neとは、ポジティブな心理機能でもあります。可能性や独自の世界観を拡げる心理機能です。
無限に可能性が思い付きますし、壮大なビジョンや奇抜なアイディア、独創性はNeがなせるものだと思います。
作家になるには、最低でも倍率100倍以上はありますし、Web小説の書籍化は5パーセントと言われています。
それをポジティブに意識できるのは、Neがなせることなのでしょう。
私は、大人になってから自分と同じ以上にNeの値が高い人に会った事が滅多に無かったので、戸惑いと斬新さがそこにありました。
周りの人の会話は、在り来りな日常会話が殆どですから、私は同じNeを持つ者として彼との会話は凄く新鮮で話も弾んだと思います。
私の壮大なNeワールドにも、嫌悪を出さずに真剣に聞いてくれました。
彼は私よりNeが高かったので、戸惑いはあるものの…向こうが私をグイグイ引っ張っていくような感じでもありました。
30代になると、壮大な夢やビジョンを語る物は居なくなります。場合によっては、痛い大人だと思われてしまいす。
ですので、彼との会話はとても脳が満たされるものでもあったと思います。
ですが彼は、病みやすい部分も多かったように思います。
NF値が、群を抜いて高い傾向にありました。
豊かな想像力、鋭い洞察力、優しさ、思いやりはNF型の長所でもある反面、想像力を膨らましすぎたり自他について内省し過ぎてそれが病みに繋がってしまったのだと思います。
彼は豊かな想像力や鋭い感受性の持ち主でありました。
また、彼はSとTが弱いので、生きづらさが顕著に現れたのだと思います。
Sが高いと現実世界に順応できますし、Tが高いと論理的に合理的に物事を考える事ができます。
彼は、それが苦手でありました。
なので、些細な事でもグルグルと圧力鍋のように悶々と病んでしまっていました。
また、組織の狭い枠の中にハマるのが苦手だと悩んでいました。
Siが劣勢にあるからなのか、金遣いや依存症にも悩まされていました。感覚が鈍麻な傾向にありました。また、彼はADHDの傾向もある為、ドーパミンが不足しそれから複数の依存症に陥ってしまっていたようでありました。
彼は人が大好きな人で、人懐っこい人だったと思います。色んな人に対して親切でありオープンでありました。彼は、正に人たらしなんだと、感じました。
女性とのお付き合いをした事が無いようであり、それで強い劣等感がありました。
私は、相談に乗ったりもしました。
彼は、デザインの専門学校出身です。
デザインの才能は抜群であり、お洒落なロゴを描いたり(私は依頼した事がある)、独創的なイラストやエヴァのヒロインのイラストも描いていました。
また、彼は自分よりもずっと若くて才能のある人に対して、劣等感のようなものを抱いて苦悩していました。
Web小説も書いており、お互いの作品の感想や評価を言い合いました。彼の小説の深みのある独特な文章表現や、独創的な世界観に惹き込まれました。
また、アニメやカードゲーム、その他オンラインゲームや麻雀、将棋などにも精通している人でありました。将棋が滅茶苦茶強く、私は教えてもらった事がありました。
同じADHD同士、ASD同士の生きづらさについても、語り合い共感しライフハックや近況報告、何気ない日常会話についても盛り上がりました。2次障害や、依存症についても共有しました。
代替機能のTeもそれなりに働いているようで、しっかり建設的に物事を考えられる人なんだな…と感じる事がありました。
そういうしっかりした部分もあり、ギャップが魅力的な人でありました。
私は、同じNFP型同士深い友情を築く事が出来たと思います。同性異性の垣根がなかったように感じます。
『 実際に会ってみたいね…』と、半分冗談で語っていた事もあります。
北日本と西日本で物理的にかなり離れた所に住んではいましたが、心の距離は近かったと思ってます。
私のネガティブさが原因で絡みを経つ事になってしまいましたが、実際に会っていたらどんな関わりをしていたのかな?と、思います。一緒に心理学の勉強をする約束をしていましたが、もし、一緒に勉強したらどんな感じだったのかな?約束叶わなくなってしまい、ごめんなさい…と、いう気持ちで一杯であります。
縁を切った時、罪悪感や寂しさや虚無のような感覚がありました。
今となっては、時々思い出し感傷に浸ります。
彼は、私の人生の中で大きな存在だったと思ってます。
今はどうしているかは分かりませんが、彼はその健気さで周りを明るく照らしていることでしょう。