ブタを返せー!!「ピッグ」
閲覧ありがとうございます。今日は、ニコラス・ケイジ主演「ピッグ」を観たあとのコレアレを書いておこうと思います。
ニコラス・ケイジ、、
コアな映画ファンからは、ケイジ兄貴と言われている名優です。なぜにアニキと言われるのか、、
それは、ご自身の経済的理由により、どんな作品も、断らず、「とりあえず、出よっかなぁ」という姿勢が伺えるからです。
「俺にまかせておけ!!」という感じですね。
映画「ピッグ」のあらすじを書いておきますと、
むかし、むかし、じゃない、ちょっと前の話し。
とあるアメリカの山の奥のポツンと一軒家に、ケイジ兄貴が扮するボブという男が住んでました。
ボブという男は、落ちこぼれのサンタクロースみたいな風体で、世捨て人のような暮らしをしていました。世捨て人なら、適職は狩人や、農業がマッチングしますが、なんと、そこはケイジ兄貴のことですから、激レアさんです。
兄貴の職業は、「トリュフハンター」でありました。森の中を相棒のブタと歩き、ブタさんが、
「ここ掘れ!フゴフゴ!!」と、鳴いた場所を探すと、非常にご立派な庶民には手に入らないトリュフが現れます。
ケイジ兄貴はトリュフハンターとして一流の腕前です。相棒のブタさんも一流です。
しかし、ある夜に、その優秀なブタさんが誘拐されてしまいます!
慌てるアニキ!!怒るアニキ!!
てか、アニキ!そんな貴重なブタさんならば、部屋の中に入れて寝てよ!山の中の夜は、野生動物も出るんじゃないの?部屋になぜ、入れなかったのさー!!
という、多数派の観客の声は、怒りに燃えるアニキには邪魔になるだけです。
そして、アニキのブタ奪還作戦が始まります。
アニキは、トリュフを卸していたバイヤーの若者を脅しつけ、ブタを探しに街に降ります。だいたいが
トリュフ探しを目的にブタを盗んだのだろうと、目星が付いていたのです。
アニキは、先ず、地下闘技場みたいな場所に行きます。そこでは、非公認で賭け試合が行われていました。アニキは、そこに飛び入り参戦します。
アニキが自分の名前を名乗ると、、
周りが愕然として無口になります。
まるで、ハリーポッターの「名前を言ってはいけないあの人」のようです。
↓
アニキは、一体、どんな前職だったのでしょうか。ジョンウイックみたいな凄腕の殺し屋か、地下の凄腕ファイターだったのか、、、
謎です。
しかし、ブタ探しをするにつれ、アニキの前職はシェフであったと判明します。それも、とても有名な料理人だったようです。
アニキは、犯人を知るであろう、料理人の店に予約を入れさせ、バイヤーと食べに行きます。
アニキは、料理には、手をつけず、「シェフを呼んできて」と言い付けます。
アニキは、どうやって、このシェフから真犯人を聞き出すのでしょうか。アニキの店で、むかし、見習いの雑用をしていた人物です。
ジョンウイックのように、銃で脅すのでしょうか。
ケンシロウのように秘孔を突くのでしょうか。
アニキは、金田一少年が犯人にジリジリと説教するように、言葉責めにします。
「お前はむかし、パブをしたいと言ったが、この店で満足なのか?本物ではないのに。なぜ、周りを気にする?だれも君には関心はない。君が本気で戦ってないからだ。周りのために、生きているが周りは知らん顔。自分を偽るな。本気になれる時間なんて、めったにないんだぞ。」
と、今や「予約の取れない一流店」のシェフの元部下に、グサグサと言葉の刃を手裏剣みたいに投げて、見事、真犯人を聞き出します。
真犯人は、書きませんが、最後は料理人らしく、
思い出の料理を出し、「美味しんぼ」のような展開になっていきます
ブタさんとアニキが、感動の再会をするかは、
書かないでおきますが、
物語の中盤で、「トリュフを探すのはブタはいないでもかまわない。何故ならば、木が教えてくれるから。」
と、なんと、とんでも企業秘密をアニキが教えてくれます。じゃあ、なぜ、ブタさんを探すのか。
ぼろぼろになりながらも。
君の行くみちは、果てしなく遠い~(かもしれない)
だのに、なぜ~
君は行くのか~そんなにしてまで~
なぜなのか?
「愛」
があるからなんですね。
なんでも、行動の原点には、「愛」があるものだな。それが、どっち方向に向かっているにしろ、
その人間にとっては、代えがきかない存在は絶対あるんだなと強く思いました。
ニコラス・ケイジ主演「ピッグ」、賞もたくさん、獲得しているようです。
二回目は、見ないかもですが、忘れられない
作品になりました。