うちはトイチでっせ!「ミナミの帝王with竹内力」
閲覧ありがとうございます。
今日は、是非観てください~。オススメです。
とかいうnoteではなく、わたしが、めちゃ好きなVシネシリーズ「ミナミの帝王」をやはり、わたしのnoteのラインナップに加えておこう!ドラちゃんも好きだけど、萬田はんも、うちのファミリーでっせ!ということで(どういうことかはわかりませんが)
書いておこうと思います。
「ミナミの帝王」、「なにわ金融道」、「闇金ウシジマくん」など、漫画が実写になった作品はありますが、中居くんが主演を果たした「なにわ金融道」が民放の「表」ならば、「ミナミの帝王」は、見る人しか見ない「裏」です。
どうですか。この眼力!ファッション!どれをとっても、視聴者には、寄り添いまへんで!わしは、わしですわ!という感じです。
この萬田はんは、「萬田金融」という金貸しをやっています。利息はトイチ(10日で一割)です。
「それは、ひどい」と、思ってしまいますが、なんと闇金ウシジマくんのとこはトゴ(10日で五割)らしいので、それに比べたらば、萬田はんちは、非常に良心的な金融業と言えるでしょう。
今回、扉絵に使わせてもらった作品は「土俵際の伝説」。ミナミの帝王シリーズの最終話だそうです。あらすじは、昔、力士だった男性が、ちゃんこ屋をやってますが、萬田はんからお金を借りてもいた。この男性は、元金は返さず、利息だけ払い続ける萬田はんにとっては、「いつまでもお貸ししまっせ」という美味しい客です。
物語最初には、ホテル経営をしている女性に「払いが滞りがちだけど、そろそろつらい目、見ることになりまっせ」と、釘指しのついでに、事務所からお金を持っていきます。従業員がいるのに、平気で取り立てをする萬田はん!まさに、ミナミの鬼です。
萬田はん、、じゃなかった、銀次郎役の竹内力さんは、元銀行員らしいです。だから、お札の数え方も非常に美しいです。
「ミナミの帝王」は漫画が原作です。漫画の本家の萬田はんは、こんな感じです。
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萬田はんは、いつも、誰も着ていないだろな的なスーツなんで、演出かと思いましたが、本家の萬田はんのスーツも「おたく、それ、どこで買ったの」的な、非常に個性的な感じです。
漫画の萬田はんは、竹内力さん演じる萬田はんより、熱いキャラです。
ずっと見ていると、表情が、だんだん人間離れしてきて、妖怪なのか、ポケモンなのか、わからなくなる漫画の萬田はんです。
「ミナミの帝王」の話しで、大概が一貫しているのは、強者に脅されるか、そそのかされるかして、
萬田金融から、多額の借金を背負ってしまった弱者が、最後はスカッと強者に裏切られ、払えなくなり、事情を萬田はんに話したら、「それなら、その強者から取り立てよう」という展開になります。
実写の萬田はんに戻しますと、
「土俵際の伝説」でも、下っぱに無免許飲酒運転の
罪をかぶせていた黒幕を探しだし、萬田はんが自ら出向き、全額の支払いを言い渡します。向こうにも
弱みがあるから、お金で解決しようとするのを見越しての行動です。
「利息がいくらいくらで、だから、いくらで、全額でいくらいくらですわ!」
苦虫を噛み潰したような顔の黒幕のおじさん。
「そんで、わしんとこの手数料が500万!!」
え!500万?!(あんた、銀行の悪口言えまへんで!)
「ふん!払たるわ!」
(え!あんたも払うの?!)
なんとも、凄まじい展開なミナミの帝王です。
「ミナミの帝王」の人気は、こういう、弱者を救い、私腹を肥やす強者をやり込めるというストーリーと、勿論、出演者の個性的な魅力に寄る部分が多いと思います。
「お金」って、お金自体は、自分に与えられた金額の役割以上には、働きませんから、ピュアなものなのでしょう。
人間の欲望や、画策によって、「いくらあっても足りない、まだ欲しい」という、犯罪になる資質があるのは、とても、残念です。
「ミナミの帝王」を観ていると、ひしひしと思いますが、最初は、小さな満足が、自分のコントロールも効かなくなるくらいの欲望に変わるのは、一瞬なんだなと思いました。
お金にたいしては、常に、真摯な態度でいなければならないなと思います。
結局のところ、世の中には「はした金」などというお金は、存在しないということなのかな。
「ミナミの帝王with竹内力」、
いつまでも記憶に残るシリーズだと思います。