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大阪の人ではありません

閲覧ありがとうございます_(._.)_☆
今日は、前に書いた「昔の名前で出てません」に
て、noteデビューした「ドロンパ」こと三崎(仮名)さんと働いた、バイト場所での思い出を書きます。


ドロンパさんと出会ったのは、漫画「ホテル」に出てきそうな関東圏にあるホテルです。
わたしは、飲食チームに入れられ、他の学生バイトと一緒に勤しんでいました。


ドロンパさんは、関西弁を使うため、わたしは、てっきり関西の人かと思い、「三崎さんは大阪出身ですか?」と尋ねたら


「違いますよ!」

一拍置いた標準語で答えられたので、アンタッチャブルな話題だったなと反省しました。


11月にもなると、クリスマスの飾りがホテルを彩り、ホールには、大きいツリーが飾られました。
真ん中くらいに、黄金に輝く、大きなロザリオが飾られて、とても美しいなと思いました。

「大きい十字架!綺麗だね!キリスト誕生って感じだよね」と、バイト友達と、控室で盛り上がっていると、

「十字架自体は、象徴やから、たいしたことないねん。ほんとに、怖いのは信仰心!」

と、ドロンパさんが言いました。

「え」

バイト友達は、気が付かなかったと思いますが、わたしは、どこかで聞いた言葉だと、その日のバイト終わりまで、湯気がぽっぽするほど考えました。

「あっ」
そうです、あれは、わたしの好きな「ポーの一族」のバンパネラ一族のポーツネル男爵の言葉です。
十字架を嫌がるエドガーに向かって、男爵が放った一言です。


三崎さんは、大阪の人ではないと言った。。
まさか、バンパネラ!吸血鬼!!
じゃなくて、「ポーの一族」ファンかもしれないなと親近感がわきました。


学校も冬休みに入り、ゲストも増えて、客室も常にフル稼動の毎日です。
ドロンパさんは、メイクも兼ねているため、食堂ホールと掛け持ちで忙しそうでした。

ドロンパさんがメイクに勤しんでいるはずの時間帯、わたしと友人が控室にいると、ドロンパさんが入ってきて、シュンとしていました。


こんな感じ。


「ドロンパさん、もう客室OKなんですか。早いですね。というか、どうかされたのですか?」


「ちゃうねん。社員の人が、『あんた、もうええわ』言うて、うちを外しはってん。まだOKちゃうのに。。」

(ちゃうねんはどこにかかるのだろうか。)

疑問に思いましたが、

「なぜなんですか?」

「カニの臭いが部屋に移るて言わはって!ぐすん。ぐすん。」


あー!いまは、バイキングで蟹を出しています。蟹は、バイキングの不動のトップスター、ドラフト指名一位です。仕込みには、凄い朝早くから、専門のバイトを雇うくらいです。

「しゃあないやん!うちのせい違うし。カニの仕込みしてただけやん!」


仕事熱心なドロンパさんには、屈辱だったのかもしれません。お気の毒でしたが、社員の方の判断は、正解だなと思いました。


場をなごませようと、友人が
「ドロンパさんの地元はカニの有名店がありますよね!ほら、カニ道楽という、、」

友人の要らない一言の途中で、

「大阪とは違いますから!」


と、急に、標準語を使い、さっさとロッカーの方向に行ってしまいました。

大阪とドロンパさんには、深い何かがあるのかも
しれないなと思いましたが、それきり、聞いたことはありません。


バイトの思い出、この話しはこれで fin。


私ごとで、ございますが、note生活2ヶ月になります。ありがとうございます_(._.)_
わたしの好きな記事を書くnoterさんたちにも、出会え、感謝しかありません。

まだまだ、未知なる大好物な記事はあると思いますので、発掘を楽しくマイペースに進めたいと思います。また、いまは、休んでいる、または、体調を壊しているnoterさんには、ゆっくりお休みいただき、いつか、また、この場所でお会いできるのを楽しみにしております。



これからも、よろしくお願いいたします。


RIA







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