配置と余白の難しさ 【書道の話】
秋らしくなってきたような気がする。
運動会の練習が始まったので、ボロボロになり始めていた子どもの運動靴を新しくしようと、足のサイズを確認。
23センチ。
kidsサイズを卒業していた。
大人のデザインから選べるようになったなんて。(涙)
…単価が上がるではないか。(そっちの涙)
さて。
いつか歌舞伎の題名を書いてnoteのタイトル画像にするぞ!と野望を抱き、夏からほぼ毎日30分、字を書いている。
市販のテキストのお題が5文字に突入して、これまで目をつぶってきた、「余白のなさ」を克服せねば進めない状態に。
文字の中の余白だけでなく、全体にも余白が必要なのに、なかなか。
それでも画数があるうちは、まだ誤魔化せそうな気配がある。(え?)
これが、次のお題になると、画数のバランスが違ってさらに難しい。
余白と強弱のことで頭がいっぱい。
困ったなぁと思いつつ、ちょっと前のお題に戻ってみると…。
こっちは以前より余白ができた。
5文字に慣れつつある身体で4文字を書いたので、当然といえば当然。
しかし、こうしないと4文字のお題で余白を作れなかった、というのはなかなかの
弱点だ。
半紙全体が見えない状態で書いている証拠だと思う。
マス目が書いてある下敷きというのが、習字道具にある。
わたしが子どもの頃は、半紙をやんわり折って区切り線をつけ、慣れてきたら折り目なしで書くという古風な(?)やり方をしていた。
半紙にバランスよく文字を配置する練習だったわけで、あの頃、さっさと折り目をやめて勘で書きまくる雑なことをせずにいたら、もっと全体を見る目ができていたのだろう。