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春のような温かさがいつもある学校に… 君の笑顔は、周りへの善意の関心の表れだと思う 〜心の宝物170
🌷笑顔以外の君の表情を見たことがない
コロナ機の学校
6年生の彼女は、笑顔が素敵な人でした。教室で、グラウンドで、体育館で、それが授業中であれ、休み時間や隙間の時間であれ、そこで過ごしている彼女に、笑顔以外の表情を見た記憶がありません。仲間と話しているとき、発言するとき、私などが話しかけたことに答えてくれるときも、心が温まる笑顔が途切れることはありません。
無理をしているのではないかと、少し心配になり、先生方と話し合って、そういう目で改めて注視してもみたのですが、どうやら杞憂だったようです。彼女の自然な思考や発想が、彼女自身をそういうところに置いているようでした。
それは彼女の精神の強靭さにほかならず、「いつも笑顔」などと簡単に名付けられることではないと感銘を受けつつ、笑顔の彼女を見ていました。
🌷君の笑顔は周りへの善意の関心そのものなのだと思う
ある日の掃除で彼女を見ました。相変わらずの素敵な笑顔でした。1年生の教室を、小さな子たちに教えながら共に掃除する6年生の一人でした。
膝をついて小さな1年生に目の高さを合わせ、何やら話しかけています。1年生は嬉しそうに大きくうなずいて、彼女の横で、膝をついて懸命に床を磨き始めます。それを優しく見守り、きっとねぎらいの言葉をかけているだろう笑顔は、優しい先生のようです。
週末の帰りの会では、大量のプリント類が配布されていました。(この時期はまだ紙が主体でした)前の席の仲間が次々に回してくるそれを、両手を添えて受け取り、小さな会釈と「ありがとう」の言葉と共に笑顔で受け取る彼女。回す子の表情も、その回し方も、いきおい柔らかく丁寧になっていきます。ともするとなおざりになりがちなルーティンが、お互いの絆を深める温かなやりとりとして昇華していく様にただただ見とれていました。
君の笑顔は、周囲への善意の関心の表れだと思う。
しなやかで強い君の心の力そのものであり、人とよく生き合う、そんな絆を他者と結ぶことを求めてやまない生き方の表明でもあると思う。
君の善意と強靭さにあこがれる。君の笑顔が曇らされることなく、輝き続けることを心から願う。
そんな思いで、お伝えしました。
かけがえのないあなたへ
素敵なきらめきをありがとう
出会ってくれてありがとう
生まれてきてくれてありがとう
どうか、ありのままで
どうか、幸せで