僕はゲームが止められない!!
「おばあちゃん、お菓子屋さん行こ」
「えぇ~また?」
「昨日も行ったし、お菓子はまだ家にあるよ」
「ベロが赤くなる粉のが食べたい!」
渋るおばあちゃんを連れて駄菓子屋さんに向かう。
僕の本当の狙いはお菓子なんかじゃない。
その横にあるゲームだった。
さっさと粉のお菓子を買ってもらい、おばあちゃんに頼みこみゲームをやらしてもらった。
僕のおこずかいは少ない!
しかも、お兄ちゃんよりもだ。
その上のお兄ちゃんは、もっといっぱい貰ってる。
お菓子も食べたい、ゲームもしたい。
だったら、おばあちゃんを連れていってお願いするのが1番いい方法だ。
ただ、単にレバーを指で弾いて玉を穴に入れる。
それが難しい・・・
「いい加減にしな」
おばあちゃんは怒るけど
「あと一回だけ」と何回もお願いをした。
1番小さい弱虫だった僕を1番甘やかし可愛がってくれたおばあちゃんは幾度となく僕を怒ることが多くなってきた。
僕を止めるおばあちゃんに
「嫌い」
「そう、だったらもう帰るからね」
とあっさり僕を置いて帰ってしまった。
泣きながら追いかけておばあちゃんを叩く。
僕は、ワガママに成長していってた・・。
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