心の毒素の減らし方
心の毒素の定義
『心の毒素=不合理な恐怖心+動揺』
不合理な恐怖心とは異常反応が作り出す
身に覚えのない、論理的ではない恐怖心
動揺とは予期せぬ出来事に対しての乱れです。
簡単に言うと『嫌だ』と感じた時に毒素の
発生があります。
そして、ここ重要です。
身体の傷が意思と無関係に治るのと一緒で
心の毒素を自動で排出してくれる、自然治癒というシステムがあります。
この、ありがたいシステムを如何に動かすか?
ここが焦点になって来ます。
自然治癒力>心の毒素の発生量
心の毒素を上手に排出するには
心の毒素に対し、自然治癒力が優位に
なっていなければなりません。
これを妨げる要因は2つあります。
・異常反応
・思考
不合理な恐怖心の塊である異常反応を
抑え込めない状態になると、莫大な毒素を
発生させます。すると自然治癒が追いつかない
状態になります。ですから異常反応は解体しなければなりません。これは今までの記事でお伝えしてきましたね。
そして、もう一つの要因は『思考』です。
この記事のメイン画像の通り
思考(顕在意識)と心(潜在意識)はシーソーの
関係です。
思考が活性化している時は心の自然治癒力は沈静化します。
つまり、様々な事を思考している間は
自然治癒が働かず、心の毒素はどんどん溜まっていきます。
認知療法などで思考法を変えようが
心の毒素には無関係で、それどころか思考が妨げとなります。
思考の役割は情報処理と、その情報を基に推測する、この2種類しかありません。
つまり、頭で色々と考えれば考えるほど
潜在領域に対する自然治癒力が発揮されません。
心の自然治癒力の働かせ方
僕も鬱病の時はそうでしたが
思考が次々に湧いてきて、心の力の抜き方が
分かりませんでした。おそらく記事を読まれている、あなたも同じだと思います。
思考の力が抜けないので、心の自然治癒力が働かない、そうすると、どんどんどんどん潜在領域に消せない毒素が溜まっていく。この繰り返しになります。
先ほども述べましたが、思考が引っ込めば
心の自然治癒力が働いてくれます。ポイントは
・リラックス
・感情を豊かに
リラックス、休息とは、ボケ〜とする事です。
何も考えずに、力が抜けること。
半身浴やヨガ(呼吸法)など色々とあります。
余談ですが、良くヨガは心が落ちつくと言いますがこれは逆です。ヨガで無駄な思考を止める事で心は活性化し自然治癒力が爆上がりします。
ただ、僕の体験談ですが
異常反応が暴れている状態で思考の力を抜くのは
非常に難しいです。
なぜなら、異常反応から放出され続ける毒素に対して脳が反応するからです。脳が恐怖や不安を感じるので、どうしても思考し続けます。
しかも、半身浴が良いのは分かっていても
お風呂に入る気力すらありませんし、ヨガ教室になんか通えるわけありません。
だからこそ、異常反応を解体し回復のスタートラインに立ち、自然治癒力が高まった状態で様々な事が出来るようにし、どんどん毒素排出が進む土台作りが必要です。
次の感受性を豊かにとは
泣いて、笑って、怒って、
これを無理に止めてはいけません。
特に泣くことと、怒ることは浄化と燃焼なので
心の毒素を格段に減らしてくれます。泣ける映画や動画を観る程度なら気力も体力も必要ありません。
怒りについては、抑えきれない怒りで他人を罵倒したり、傷つけるといった話ではありません。
僕がオススメする方法は『水を叩く』です。
お風呂に水を張り、その水を思いっきり叩いたり
お風呂場中に水を撒き散らしたりして怒りが鎮まるまで大いに暴れます。
水って叩いた感触もありますし、お風呂場なので水をどれだけ
ぶち撒けようが問題ありません。
とにかく、感情は押し殺さず豊かに動かしてこそ健全です。
対処療法で終わらせないために
ここまで色々とお伝えして来ましたが
異常反応を解体した方と、していない方では話が違ってきます。
例え、半身浴やヨガが行えても、認知療法で思考の暴走が緩和され
心の毒素を多少なり減らす事が出来たとしても、結局はイタチごっこであり対処療法でしかありません。
つまり、異常反応を解体し後は回復するための毒素排出と、毒素を消しても消してもどんどん湧いてくる状況では同じ事をしても結果が変わってきます。
対処方法ではなく、改善方法にするためには異常反応を解体する事が必須となります。
まとめると
心の毒素を減らしていくには
思考の力を抜き、自然治癒力が働くようにする
思考<自然治癒力
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