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【存在の詩〜prologue〜】


子供だった頃
どんな大人になりたい?

大人に聞かれた時に、
なんて答えた?

なんか、ドキドキ、ワクワクした
気持ちが沸き立ちながら、

お医者さんになりたーい!
先生になりたーい!
野球選手になりたーい!
警察官になりたーい!
消防士になりたーい!
お嫁さんになりたーい!
正義のみかたになりたーい!

眼をキラキラさせながら、
そんな風に答えていたよね、

誰かを騙して金持ちになりたーい!
魔薬の売人になりたーい!
身体を売って、お金かせぎたーい!
人殺しになりたーい!
嘘つきになりたーい!
子供を虐待したーい!

そんな事を言葉してる子供なんて、
見た事ありますか?

広い世界、どっかには、
そんな子供も
いるのかもしれないけど、、

僕は、いまだかつて、
そんな子供を
見たことも聞いた事もない。

けれど、、、

もう、その子供の頃に、
無邪気さを蝕んでいく
邪悪の種は
植っている。

知らず、知らずのうちに、
少しずつ、蝕んでいく
邪悪の種は
植っている。

その邪悪の種って、
なんなのだろうか?

それは、、、
言葉だ。

言葉

人間は言葉を使う選択をした事で、
言葉の呪縛から逃れる事は出来ない
という宿命を背負う事になった

動物達と人間の
大きな違いのひとつは
言葉を使う事が出来るか?
出来ないか?だ、

人間という種は、
言葉を手に入れた事で、
野性動物達が生きる
自然と切り離されてしまった。

そして、人間は、
文明を手に入れた。 

文明とは、分解していけば、
その源は、言葉にいきつく。

人間が創りだしてきた、
全てのあらゆる事は、
その源には、
全て、言葉がある。

人間の世界とは、
まさに、
言葉が世界を創る世界だ。


邪悪の種とはなんなのか?
それは、
言葉だ。


子供の無邪気さを、
誰かから、知らない内に
植え付けられた言葉が
少しずつ、少しずつ、
その無邪気さを、
蝕んでいく。

お医者さんになりたーい!
が、いつの間にか、
無意識の想念の領域で、
魔薬の売人になりたーい!
に変わり


お嫁さんになりたーい!
が、いつの間にか、
無意識の想念の領域で
身体を売って、お金かせぎたーい!
に変わり


正義のみかたになりたーい!
が、いつの間にか、
無意識の想念の領域で
誰かを騙して金持ちになりたーい!
に変わり  


警察官になりたーい!
が、いつの間にか、
無意識の想念の領域で
人殺しになりたーい!
に変わる。


今、この現代に生きる人間が
無意識の想念の領域で
言葉してる事を視てしまう時、、

僕は、
言葉を失う感覚になる、、、


その言葉を失う感覚って
いったい、なんなのだろうか?

その疑問が、
僕の腹の底の深い領域に
堕ちていくと、
今度は
その深い場所から
僕の心に問いかけが
跳ね返ってくる、、

その問いかけ、
その言葉は、、

人間という存在は、
本当に、
人間自身を害し
野性動物達を害し
自然を害し
この美しい地球を害する事しか
出来ない存在なんですか?
本当にそんな存在なんですか?

その問いが、
僕の心に
返ってきて
僕の心は、
その言葉を受け取り
僕は、矛盾の中に
独り残された


すると、
ある強い想いが
僕の心の中に
立ち上がりだしたんだ、

その想い、
その言葉とは、


人間という存在は
本当にこの地球を
害する事しか出来ない
存在なのだろうか?
人間中心の考えを捨て、
魂の奥底から突き上げてくる
言葉達を紡いで、
本来の人間という存在が奏でる詩を、
この文明と自然の間に回帰させたい! 

この想い
この言葉だった


僕の中に
新たに産まれてきた
『存在』という言葉

人間という存在
その存在を存在たらしめている
裏付けとなるもの
それは、
人間が人間であるという事の
逃れる事の出来ない呪縛でもある
『言葉』によって、
その文脈によって
成り立っている
『存在』であるという事

それは、眼に視えない
4次元の想念の世界で
起きている

僕が、
言葉を失う感覚になる事とは、 

つまり、

現代に生きる
私たち人間の
想念の領域で、
無意識に使っている
言葉が、
あまりにもグロテスクな姿に
変容してってしまっていて、、、
その姿を視てしまった時に
僕自身の想念の領域でも
同じように、
その、
あまりにもグロテスクな姿に
変容してしまった
言葉を使ってる事を
自覚してしまうから
僕は、その時に、
言葉を失う

だから、
僕は、そのまま、
言葉を一度、
失おうと思ったんだ、

人間という存在が
こんなにもグロテスクな存在に
なってしまっている事

それを裏付けているのが、
眼には視えない想念の世界に
浮遊している言葉

邪悪なる何かは、
その浮遊する言葉の領域に
潜んでいる。

だから、
僕は、このnoteに
『存在の詩』という名前をつけた

この僕のnoteは
『人間という存在を諦めたくない!』
という僕の叫びであり。

自然と切り離された人間が、
その原因となった言葉達を
邪悪なる何か、から取り戻し
魂の奥深くから
突き上げてくる言葉で
紡ぎ直し、 

私達は、
言葉の呪縛から逃れる事は
出来ないけれど、
その、
人間が人間であるという
宿命を
文明を
手放せない人間という存在を
引き受けた上で、

改めて、
人間という存在を
自然と寄り添っていける存在へと
地球にひざまづき
感謝の言葉を
ちゃんと伝えながら
生きていける存在へと、

そのような在り方こそが、
本来の人間という存在の
在り方なんだ。
という事を信じて

そのような存在を裏付ける
生命の血の流れとなる文脈を
みつけていきたい。

それが、
この『存在の詩』で
僕がやりたい事。



〜追伸〜
この僕のnote『存在の詩』は、
毎回、様々なテーマを設けて、
言葉を紡いでいき、
もうひとつ同時に立ち上げる
音声メディアの
stand.fm『存在radio 』とも
同じテーマをリンクさせながら、
様々なゲストを迎えての 
トークセッションや
独り語り
音楽
ポエトリーリーディング
などで表現していきますので、
よかったら、両メディア共に、
受け取っていただけたら、
有り難いです。
どうぞ、よろしくお願い致します。


《word by HIROTO》 


photo by HIROTO


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