「ソースプリンシプル」にまつわる本を読み始めてお金観の探究が始まった〜その2〜ソースプリンシプルとアイデンティティ編
はじめに
2022年から始まった私のお金にまつわるInner Journey(内面の探究)season3について書き始めています。1回目の記事はこちら。
今回は私が行ったお金にまつわる取り組みや得た気づき・学びについて引き続き書いていく前に前提として共有しておくべき情報について書きます。
アイデンティティとは?
ソースプリンシプルにおいてアイデンティティとは、
であり、最後に「総体」と書かれているようにここでいうアイデンティティとは単数ではなく複数を指しています。
ソース・プリンシプル提唱者のピーター・カーニックは、このことを何千もの小さな鏡でできたキラキラした大きなミラーボールに例えています。
この1つ1つの鏡は特定の瞬間に体現されるキャラクターであり、光っているものと暗くなっているものがあります。暗くなっていて、自分でも気づかない部分はユングが「シャドゥ」と呼んだものであり、人生のどこかの時点で抑圧されたアイデンティティです。
また、アイデンティティは私たちの習慣・行動に影響を与えている土台のため、特定のアイデンティティの抑圧は、特定の行動の抑圧に直結すると言えます。
アイデンティティとソースの関係
ソースが明確になった次のステップを実行する際に、分かっていてもどうしても踏み出せないことがあります。
その要因の1つになりうるのが「抑圧されているアイデンティティがあるから」という視点です。言い換えれば、その特定の行動を取るために必要不可欠なアイデンティティが抑圧されている、ということ。アイデンティティのパワーは顕在意識よりも強いため、「頭では分かっていても」動けないということが起こります。
だからこそ、ソースとしての創造性を最大限に活かすためにはその抑圧されているアイデンティティを開放する(投影を取り戻す)というプロセスが必要不可欠となるのです。
ソースが行っている活動(イニシアチブ)が活性化していなかったり、お金や人間関係で困り続けているとしたら、その要因はソース自身の抑圧したアイデンティティがそうさせている可能性が高いです。
なぜお金なのか?
ソースプリンシプルではその前段としてマネーワーク(お金に対する自身の投影に気づき、それを取り戻すワーク)に取り組みますが、なぜお金を扱うことが重要なのか、著者であるTomはいくつか理由を教えてくれました。
だからこそ、ソースとして効果的に活動するためにはお金との関係において抑圧されているアイデンティティができる限り開放されていることが重要、ということなのです。
言い換えれば、自分自身を深く知り、全体性を発揮していく上でお金という入り口はとても効果的だと言えます。
投影を取り戻すためには?
投影を取り戻すために重要なことは、その機会に気がつくことです。例えば、罪悪感や嫉妬といったネガティブな感情がそのシグナルの1つです。他にも、行動したいのにできないといった葛藤もそのシグナルといえるでしょう。
これらのシグナルをきっかけとしてピーター・カーニックが開発したワークを行っていくというのが書籍でも語られていることとなります。
さいごに
簡単にまとめます。
ソースとして自身を最大限に活かしていく上で自己探究とSelfdevelopment(自己変容を促進する営みという意味合いで私は捉えています)は必要不可欠。
なぜならば、実際にさまざまなことを行動に移す上で自身の抑圧されたアイデンティティが足枷となる機会が多いから。(その抑圧されたアイデンティティの中でも特にパワフルなものがお金にまつわるもの。)
この抑圧を開放するためにワークを行いますが、そのワークを行う入り口となるのは、自身が誰かの特定の行動に対して感じる罪悪感・怒り・嫉妬といった感情や行動したいのにできないといった葛藤であり、それらに気がつくことから始まる。
これで必要な前提情報を紹介ができましたので、次回からは、書籍に書かれているワークなどを通じて発見した自分自身について書いていきたいと思います。
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