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プロセスに則ったら書きやすい!【付箋メモを使ったレポート記事作成の方法】
現在、京都ライター塾にてライティングの勉強をしている。そこでは毎回、講義やワークの後にレポート記事を書くという課題があり、受講生全員がそれぞれの視点からレポート記事を書きウェブ上にも公開している。
↑全員同じ講義を受けていても着眼点の違いがあって興味深い。
誰もが仕事、家庭、自分自身のこと、家族それぞれのこと、・・・など、さまざまなシーンを行き来しながら日々を過ごしていると思う。もちろん私もその例に漏れず。20年前なら「これ、後で」と思ったことを、ちゃんと「後で」思い出していたけれど、この頃は情報の速さと膨大な量に反比例して自分の記憶力や情報処理能力が追いついていないことを感じる場面も多い。
私個人の話になるが、レポート記事や旅行記など、「続く」などと思わせぶりに〆て、結局続かなかったことのなんと多いことか・・・!そんなこともあり、個人レベルのブログならいざ知らず、課題のレポート記事はすぐまとめるようにしている。一旦まとめたら、頭の中からこぼれ落ちたとしても自分のレポート記事でその内容を振り返ることができるからだ。何にも記さずに頭の中からこぼれ落ちた〝自分なりの気づき〟は、人のレポートを読ませてもらったとしても、その時自分が感じたままを取り戻すことは難しい。
そんな日常生活で思考を整理する〝自分に合った方法〟を持っていることは、職種や立場などを問わず非常に有効だと感じる。特に複雑な問題や多岐にわたるアイデアを扱う際には、視覚的に整理するツールが役立つ。その中でも、付箋メモはとてもシンプルでありながら強力な思考整理ツールだと思う。この記事では、実際に付箋メモを使ってアイデアを整理し、効果的に問題解決へと導くプロセスを紹介しようと思う。
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体験前の心情と気づき
この方法を試す前は、気づきのメモをどこに取るか?で、その結果が大きく変わっていたように思う。「この講座の学びメモなんだから、講座の資料に直接書くのがいい!」とばかり、ガンガン書き込んでいたこともあるし、「いやいや、自分の学びの記録として蓄積していく方がいい!」と同一のノートや手帳に日付やタイトルと共に書き込んでいたこともある。
しかし、メモはその後の行動に活かしてナンボ!なのだ。後日、資料を開いて確認することや、同じテキストのページを何度も行き来しながら学び続けることをしない限り、資料に書いたメモは、「たくさん書いた!」というだけの自己満足に終わる(あくまで私調べ)。
また、一冊のノートや手帳に書き続けていった場合もインデックスをつける、などのもう一手間を加えないと、「あれ?あのメモ、どこいった?」になってしまう。肝心な時にそのメモを取り出せなければ意味がないのだ。
しかし、付箋メモを使って整理することで、トピックが際立つ。さらに付箋の色やペンの色で変化をつけることで、記憶にも残りやすい。(「確かあのメモ、ピンクの付箋に書いていたような・・・」とか「正方形の水色に書いた記憶がある」といった視覚のイメージから記憶を引き出すことも可能)
繰り返し実践した後に気づいた大きなポイントは、上記のように視覚的に思考を整理することがどれほど効果的で、スピーディーに記憶を呼び起こす手助けになるのかという点。付箋メモを使うことで、頭の中にあった抽象的なアイデアを具体的に可視化し、整理できるようになった。そしてメモが行方不明になりにくい。その結果、思考の流れが見えやすくなり、必要のないものは剥がして捨て、よりクリアな結論のみを残すことができるようになった。
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