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コントロールを手放し流れるように生きていく【IDS2期インタビュー2】ゆっきー

こんにちは!Shotakaです!
本noteは大人の心の学校(Inner Development School:通称IDS)2期に参加した人の体験インタビュー記事Vol.2です。


●インタビューについて

このインタビューは大人の心の学校(Inner Development School:IDS)2期の体験談です。
現在2期生は、6ヶ月間のグループでの取り組みを終了した段階です。
これから3ヶ月で、個人セッションを通して、自己創造のプロセスを歩んでいきます。

●プロフィール

30代女性。スタートアップ企業のマーケティングを数社経験。IDS受講中に転職し、現在は上場企業でマーケティング・ブランディングを担当。ロジカルに物事を考えることが多く、セルフコーチングできるようになりたいとの考えからコーチングを自身でも学んだ経験がある。

●第1章:繰り返していた無限ループ

拭えない停滞感

「IDSが始まる前は停滞感の中にいて、人生がシュリンクしていく感覚がありました。転職を3回経験して、どこの職場でもいい経験はできたし、行って良かったけど、じゃあ「お金もらわなくてもやりたいか?」と聞かれると別だなと。働かずに生活できるならそっちの方が楽しそうだな、みたいな。今年に入って「今年は転職するかもな」って思っていましたけど、今後やっていきたいってものがなくて、次どうするかっていうのを考える時期が続いていました。これまでの転職のタイミングでも同じ状況だったので、これまでと何も変わらない無限ループのように感じていました。

「プライベートでは2年前に自分の家を買うぞプロジェクトを進めたりしたんですけど、それも終わってから、仕事面で「これでいいのかな」って迷うことが多くなっていました。打ち込んだり熱中できるものがないという感覚が強く、このままでは停滞していくなって思っていました」

コーチングだけでは扱えない影の部分

「以前、転職活動をしていた際に、プロコーチの資格を持ってる人と話す機会があったんですが、多面的に物事を見ていたのと、短時間で深い対話までできたことが印象的でした。「私も自分でこういう思考ができるようになりたい」って思ったのが、コーチングに興味を持ったきっかけです。その後、コーチングスクールでコーチングを学び、さらにはコーチングを提供する会社に所属していた時期もあって、自然とコーチングに触れる機会が多かったんですが、個人的には腹落ちしないことも多くありました。」

「コーチングって未来に向けた行動計画に関する話が多いと思っていて、自分自身が思考することや収束させていくことは比較的得意だったので、シンプルなテーマは自分完結できるなって感覚がありました。一方、自分への深い自己理解が求められるテーマや将来像などの大きいテーマはもやっとすることが多かったです。ある程度の答えが出たとしても、「本当にそうなのか?」と自問自答してたんですよね。周りでもコーチングを受ける人はいましたが、彼らが得ていたすっきり感が私には少なく、自分はコーチングの時間をうまく使うのが苦手なんだと捉えていました。」

●第2章:IDSとの出会い

「しょーちゃんのことは、元々インスタでフォローしていて、しょーちゃんが「コーチング単体では影の部分では扱えない」って書いていたんですよね。それを見て、私に必要なのはここなのかなと思いました。
私は自分のことを影の部分が強い人間だと捉えていたんですが、それをきちんと扱うことはありませんでした。見たくないテーマもあるし、いよいよそれに向き合わなければならないのか...と感じていました。」

「停滞感から脱出するために、次は何をするかなって考えている時期にちょうどIDSの募集が始まって、応募するか悩みました。しょーちゃんのクライアントには経営者とかも多そうだったので、一会社員である自分が対象になるんだろうか、と。でも、最後は見送って後悔するよりはと思い、面談に応募しました。」

「面談では早速、セッションのような時間になって、その中で「流れるように生きていきたいんだね」って結論が出た時に「そうそう」ってしっくり来ましたね。最後にしょーちゃんから「であれば、IDSは面白い体験になるんじゃないかな」って言われて、じゃあその流れに乗ってみようかなと。
これまでの人生では、試行錯誤はしつつも「自分は何者で、何がしたいんだろう」という無限ループを繰り返したのもあって、この機会をその最後にしたいとも思っていました。時間もお金も使って、徹底的に自分と向き合う場になることは理解していたので、そこまでやり切ったらさすがに自分も腹落ちするのでは、これで何も変わらなかったらそもそも自分はそういうやつなんだって良い意味で諦められそうな気がしました。」

●第3章:IDSでの印象的な体験

“絶対的な自分”という固定概念の手放し

「IDSでは全12回の合同セッションがあるのですが、個人的には初回で4-5割解決した感覚がありました。セッション中は印象的だったもののみメモしていたのですが、下記のようなメモが残っていました。」

私は自分とそれ以外との関係性でしか説明できない。
確固たる私は存在していない。
私とは、関係の上に一時的に成り立つ存在。
固定化された私は存在しない。

「私が抱えていたものは「自分とは何者で、何がしたいか分からない」の無限ループだったので、「自分とは~である」のように絶対的な解を探していたんだと思います。ないものを探していたとしたら、答えがでないのは当たり前で、むしろ正しかった。それがきちんと腹落ちしたのもあってか、自分の影とも向き合わざるを得ないIDSの場も、スタンスとしては楽しんでいたように思います。」

自分の当たり前が自分の強み

「IDSのカリキュラムの中にある気質と才能の診断をやった時に、他のメンバーに「人のために何かをしたい」ってタイプの人がいたんですよね。人のために何かをするって、正直偽善的だったり、自分を抑圧した結果なってるケースが多いと思っていたんですけど、心の底から人のためになりたいって人がいるんだって衝撃でした」

「これまでスタートアップ系の企業にいたので、何かを生み出せる人が評価されやすい環境で、自分は生み出す側じゃなくて整える側だから、能力が足りていないって認識していました。でも、これはもうタイプの違いなんだなと。逆に言えば、今までは自分ができることは当たり前に他人もできるものであり、それが強みだとは思わなかったけど、それ自体がものすごく歪んだ認知だったんだと気づきました。タイプの違いを知ってからは、他者にも自分にもジャッジすることが減ったので、軽くなった感じがします。」

“コントロールしたい”の手放し

物事には正と負の両面が同じだけあるって話は、IDSを終えた自分の根底に入った考え方です。今所属している会社は、規模も大きくてスピード感もあるのですが、そうなると結構「え、それ聞いてないんだけど」みたいなことが起きるんですよね。今までだったら「ちゃんと事前に言ってよ」ってコントロールしようとしていたと思いますが、今はコントロールしたいと思わなくなりました。そういうことが起きても「あ、そういうのあるのね、はーいOK」みたいな。物事には正と負の両面があるから、どっちでもいいんですよね流れるように生きていきたいと願っていたはずなのに、コントロールするという真逆のことをやっていたんだなと気づきました。」

「手放した感がすごいあります。不思議なことに、今まで周りからの評価は「ちゃんとしてる人」って感じだったのが、最近は「雑な部分もあるよね」って評価が出てきた。今までだったら、もし雑って指摘されたらダメージを受けていたけど、今は「そういう自分もいるよね」って思うようになりましたし、他者からの視線もニュートラルに「そう見られることがあるのね」と思うようになりました。」

自分にとっての「豊かさ」の発見

「栃木でのリトリート合宿にも参加して、「自分の人生を象徴するものを外で探してきて、それぞれ分かち合う」っていうのがあったんですが、象徴するものを探しに外に出た時間にものすごい豊かさを感じました。気の赴くままに道を進んで、田んぼの真ん中で水の音とかを感じて「豊かさとはこれか」と思いましたね。豊かさには色んな解釈がありますが、自分にとってはこの時間そのものが豊かさであり、今後も感じていたいものなんだと気づきました。」

ビオダンサ(生命のダンス)っていう、チリ発祥のダンスもやったのですが、運動とかダンスは苦手なのに後から写真を見返したら「あ、こんなに笑ってたんだ」って思うくらい笑ってたんですよね。苦手だと思っていた領域で楽しめたし、自分を表現できていたんだと思います。身体感覚は鈍い方だったんですけど、この半年で身体感覚が分かるようになってきたのも大きかったです。」

リトリートのワーク中に撮影した風景

●第4章:変わり始めた人生の流れ

自分の痛みが分かり、人の痛みも分かるように

「IDSメンバー内で3〜4人のグループ分けしたチーム内で、生まれてから大人になるまでの自分の歴史を共有するワークがあったのですが、他のメンバーの話を聞いて涙を流していました。私は元々も客観的で冷静な方という自覚があり、これまでのグループワークでメンバーの話を聴いて涙を流すことはあまりなかったので、その自分に驚きました。
自分の過去を誰かに細かく話したことはなかったし、話したことで自分が傷ついていたことにも気づいた。それに気づけたからこそ、人の話を聞いて痛みが分かるようになりました。自分の痛みに繋がらないと、相手の痛みにも繋がれないということに気付けた。」

「IDSを通じて多くの気づきがあったからか、人生の大きな流れが変わった気がします。関係性が良くなかった親との関係性が良い方向に向かいつつあったり、知人からの連絡が増えたり、仕事でも自分の得意な領域かつ社内でも重要なプロジェクトが回ってきたり、大きな流れが変わって来てるのを感じています。本当に不思議なんですが、自分の深いところと繋がると、現実が変わるのはこういうことなのかなと。」

流れるように生きていく感覚

「IDSを受けていなかったら、仕事は苦しんでいたんじゃないかなと。次は何の仕事をしようかと、元々持っていた無限ループの中に今もハマっていたと思います。今はまだ、次にやりたいことがちゃんと明確になっているわけではないですが「どうなったとしてもいいか」と思えています。物事には正と負の両面がありますからね。まだ受講して半年経っただけなので、「何となくこの方向かもしれない」が見えただけで十分だなとも思います。」

「最初に望んでいた流れるように生きるっていう術を学べました。今思うと、自分の深いところでの自己否定が自分が思っている以上にあって、それが軽くなったんだと思います」

●第5章:ゆっきーから見たIDS

IDSとは力まずに人生が進む場所

「IDSは「力まずに人生が進む場所」だと思います。まずシンプルに楽しかったです。物質的な豊かさではなく、自分の内側次第で豊かになれるっていうコアの部分が自分の中にできましたし、それができる場です。今後、人生が良いものになっていくんだろうなって感覚があります。また、深い話ができ、今後も人生を共にできる仲間ができたのは大きな財産ですね」

●コーチングですっきりしなかった人に腹落ちしてほしい

コーチングでしっくり来なかった人は合ってるんじゃないかなと思います。コーチングでは自分の信念は扱いますけど、ここまで深く、癒すところまで扱うのは難しいのではないでしょうか。自分の気持ちを見ないようにしたり、思考で物事を見ている人は、身体感覚や深層心理から内面を扱うIDSに来ると、腹落ちするという感覚がつかみやすくなるのではと思います。「思考」で処理すると一過性やリバウンドに陥りやすく、「体感・腹落ち」まですると自分のものとなり、流れが変わっていく。そんな体験ができる場所なのではと思います。」

(インタビュアー:くま&しょうちゃん)

●さいごに

ゆっきーのイメージをAIにイラストにしてもらいました

ゆっきーのインタビューを終えてしょーちゃんの感想

ゆっきーは最初はクールビューティー的な感じで、個人的には何考えてるかよくわからない的な感じだったんだけど、今は何だか、春のそよ風みたいな感じがあるなあって思ってる。
クールな客観性に、人への暖かい眼差し、そして本質的なものへの静かな情熱、そしてポンコツをあわせもつゆっきーとは、これからもこの内面を扱う世界でも何度も出会うんだろうなあ。

ゆっきーのIDSでの体験について

ゆっきーは、大きなライフイベントで壁にぶつかってるというよりは、ゆったりと、そう、まるでボディブローのように、行き詰まりを感じてました。
苦しくてもがきまくってるのではなく、何となく「本当にこれでいいのか?」みたいな感じだったと思います。

ベンチャーやスタートアップ系の企業での経験が多いので、そこでの他者比較などもあったんだと思います。スタートアップ系の会社ってだいたい動物園みたいなとこなので。けど、IDSを通して、自分もそこにいる『ユニークな動物』であることを知ったのではないかなと(笑)

ゆっきーの悩みは、この世界で本質的なものを追求したいからこそのものだったと思います。良い意味で、盲目的に何かを信じることができない。だからこそ、IDSで「自分の内面に抱えてきたものを観ること」「自分の気質や才能を肯定し、その可能性を理解すること」「自分がどこに流れているのかを知ること」で、自分の人生への絶対肯定(という名の開き直り)が起こり、より流れていけるようになっていったんじゃないかなあと。自分の本質的な生き方への確信が今はあると思います。

ゆっきーはこれからいろんな人に頼られるようになっていくと思うんだよね。ゆっきーがそこにいるだけで、涼しげな風に吹かれたように、穏やかになれる人がたくさん現れる。

●IDS 3期について

IDS3期は2期からはさらにバージョンアップして、外部講師のWSや後半の自己創造のプロセスのサポートを厚めにしています。
またIDSの前身の講座を含めると4期が終了したので、心の探究を行った人たちのコミュニティも始める予定で、よりおもしろくなっていく予定です。

無料相談について

無料相談は50分間で、主にカウンセリングとコンサルティングを行っていきます。
今その人がどんな課題を抱えてて、何が起こっているのかを一緒に明らかにしていきます。

心の問題で苦しいのは、なぜそれが起こってるのか、自分に何が起こってるのか、がわからないのが一つの大きな要因です。例えば、腹痛が自分にあった時に、原因が明らかな腹痛より、原因不明の腹痛の方が明らかにしんどいわけです。

なので、何が今の状態を引き起こしてるのかを可能な範囲で明らかにし、今後の取り組みのマイルストーンを描きます。その中で、相談者の抱える課題の解決手法をお伝えしていきます。

僕はこれまで8桁以上のお金と時間をかけて、様々な手法を体験してきているので、相談者にとってIDS以外のアプローチの方が適切な場合はその旨を伝えます。
(基本的に面談の全体のうち90%は相談者の課題について、IDSについてお伝えするのは最後の5〜10分くらいです。)

IDSの定員の募集人数は残り2名ですので、少しでも気になる方はぜひ気軽に相談しにきてください。

IDS3期への相談はこちらから

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