【京都からだ研究室】後期「身体の自然を技化する」のご紹介
当研究室の概要、前期・中期の概略
確かな正解をだれも知らないこの時代、そしてこれからの時代を、身体の智慧に学びながら<いのち>を生かして生きていくために、後藤サヤカさんが今年あらたに立ち上げた身体探究のコミュニティ、京都からだ研究室。
(お問い合わせ、お申し込みは下記公式Webにて)
ここまで、前期には小笠原和葉さん(ボディワーカー)、中期は田中千佐子さん(アレクサンダー・テクニーク教師)をゲスト講師としてお招きして行ってきました。
(前期・中期の模様は、こちらのマガジン内の各記事にてご覧いただけます)
後期の講師は松田恵美子さん
10月から始まります後期では、ゲスト講師として松田恵美子さん(身体感覚教育研究者)をお招きして、「身体の自然を技化する」というテーマのもと、東洋的な身体観・身体技法に着目して、「身体の内なる自然」に親しむための、毎日の"稽古"として取り組めるような実践的なワークを実修していきます。
こちらの動画は、他の主宰者さんによる講座の紹介動画ですが、松田先生が取り組んでいらっしゃる東洋的身体感覚を養うワークが、簡潔に分かりやすくまとめられていますので、掲載させていただきます。
後期の具体的な内容
当研究室後期で取り組む実践の具体的な内容について、別のSNS上で松田先生ご自身がご説明してくださっていますので、研究室主宰のサヤカさんの許可を得て転載させていただきます。
実技は、テーマに沿った部位の確認と実際にそこを動かしてみることの活性化、さらにその部位の呼吸法で、生命エネルギーを集める古代から伝わるヨーギの行法としての瞑想法を、ラストに持ってくる流れを考えています。
一回目は、肋骨下、みぞおちの空間を広げ、2回目では、骨盤の中の空間化。それぞれ身体内の空間を感覚することで、最終的には、エネルギーに満たすことをめざします。
なぜなら、ポイントを絞った呼吸法で生命エネルギーは動かすことができるからです。
いずれもそれは、自分の内側に向き合い、微かな息と静かな時間を味わうことになると思います。
最後には仰向けシャヴァーサナになって、心身に定着させます。
それを、各自の日常で試みてもらえれば、活性化も身につけてもらえるかなと考えてます。
身体の中の基本のパワースポットですが、このコロナ禍においては、エネルギーの消費が激しくて、からっぽになってしまっていたり、補充の必要な場所になってます…
10月から始まり、事前学習動画、WS、振り返りの時間、12月までじっくり取り組んでいきましょう。
拝読したところでは、「身体の内部の空間性」がテーマになってくるようですね。これは私もとても興味があります!
「自分の内側に向き合う」ことは、ともすれば言葉でつくられた"自分の内面"という概念に耽溺するだけに終わってしまうことは往々にしてあることで、身体の内面という<現地>で実際に感覚経験できるのかどうか…という稽古し甲斐のあるところだと思います。
深い森を散策するように…
京都からだ研究室の会場からほど近いところには、その起源を実に2000年前に遡ることができるともいわれている下鴨神社と、その境内に広がる原生林「糺の森(ただすのもり)」があります。
「自然が豊かな場所へでも行って、新鮮な空気を思いっきり吸い込んでみたいのだけれど、このご時世でなかなか出かけられない」…と思っている人は多いと思います。
いちばん近くにある自然、それは「あなたの身体」です。
糺の森をゆっくり散策するように、あなたにいちばん身近な「身体の内なる自然」を探究してみませんか?
身体の内側にじっくり丁寧に眼を向けて、感覚を感覚として感覚のままに味わいながらゆっくりと歩みを進めると、2000年という時間の枠組みを超えた「身体の古層」に出会うかもしれません。
この記事をお読みいただいてご興味を持たれた方は、ぜひ「京都からだ研究室」公式Webよりお問い合わせ、お申し込みください。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
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