行動をしていない自分に対して感じたこと
先日、世界陸上で銅メダルを取られた末續慎吾さんの本を読んでいたのですが、その本の巻末にランニングスクールのお知らせが入っていました。
そのランニングスクールの場所を見てみると、なんと私が仕事をしている場所からわずか2キロぐらいの場所でやっていることが判明。
これは行くしかない!、と(その時)思いました。
しかし、一週間ぐらい経ってみるとなんらアクションをしていない私がそこにいます。
ここで、アクションをとらなかった理由について色々と考えていたのですが、端的に言えばいいわけ全ていいわけです。
移動に時間がかかってしまうもったいない。というものであったり、着替えをした後どうすればいいんだろう、汗をかいた後にシャワーを浴びることはできるのかな。といったきわめて小さな理由です。
周りを見れば、電車で1時間かけて習いごとに行っている人も少なからずいますし、そういった人々たちに比べれば今はの自分は極めて有利な環境とも言えます。
それでも理由を付けて行動をしないことに、根本的な原因があるのではないかと考えました。
少し前になりますが、ミュージシャンの安室奈美恵さんの引退ライブが沖縄で開催されましたよね。
この時、沖縄のホテルはどこも予約でいっぱいで、泊まる場所がなかったとニュースで報道されていたことを覚えています。
よくよく考えると、これって本当に凄いことだと思います。
家から近くの空港に行き、(日帰りは難しいでしょうから)沖縄で一泊してライブに臨むわけです。
お金もかかれば時間もかかることでしょう。
それでも、安室奈美恵さんのファンの方であれば引退コンサートに行かないという選択肢はないのではないかと思います。
つまり、私たちは一つ一つの行動に対して意味づけをしており、その意味づけに従って動いているのです。
とするならば、もし私たちの一つ一つの行動の意味づけが正しくされていなければ、その意味付けからの行動も正しくないということになってしまいます。
今回のランニングクラブの件もそうですが、意味づけが正しくできていなければ、とにかくやらない理由を見つけ出し、行動せずに今の現状にとどまる選択肢を選んでしまいがちになってしまうのです。
何らかの行動をしないことによって確かに時間は生まれます。ですが、改めて考えてみると行動をしないことによって生まれた時間は、本当に密度が高い時間を過ごすことができているのかというと疑問がわいてくるのも事実。
結局のところ、私たちは今ある時間に合わせて行動をしてしまうという習性があるのでしょう。
この習性が作られる一つの理由は、就業時間が固定されていることや、小学校・中学校・高校で授業の時間が固まっているというのが大きな理由としてあげられるかもしれません。
集中してもダラダラしても学校の授業が50分であれば、その50分を上手に過ごすためにそれぞれの生徒がそれぞれの意思決定基準をつくり、その意思決定基準に従って行動をしているのです。
そんなことを考えながら、私自身、アクションの量がどんどん減っていることに対して危機感を覚えました。
行動はしないよりした方が良い。行動することによって得られる感情や経験が全て次に生きていく。そういった意思決定基準にすれば自ずと行動の量も増えていくことでしょう。
ということで、ランニングクラブに行く!という宣言をこの場でさせていただこうと思います。
経験した結果もこの場でお伝えすると宣言しておきますので、逃げることもできません。
今回の件を通じ、改めて行動を積み上げていかなければいけないと感じた次第です。
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