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【トレンド現地調査】キラキラドンキに行きました
2023年1月26日に社内メンバー3名でキラキラドンキに行きました!
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株式会社ライフマップでは、Z世代(特に高校生)のカルチャーを体験し、理解する「カルチャーデー」というイベントを行っています。 弊社サービスコレカラ進路.JPの主なユーザー層である高校生のトレンドを知ることで、デザインのクリエイティブや感性に訴えかけるコンテンツの作成を目指しています!
キラキラドンキってどこにある?どんなところ?
キラキラドンキはダイバーシティ東京プラザの2階にあります。
2022年5月3日に開店し、有名YouTuberさんが紹介するなど、SNSでも話題になりました。
詳細はこちらの記事がわかりやすいです。
最寄り駅はりんかい線 「東京テレポート」駅から徒歩3分。
次点でゆりかもめ 「台場」駅から徒歩5分。
立地としては都会の中心というわけではないため、どれだけ若い世代の子がいるか、訪れるまで若干心配がありましたが
当日は、放課後の時間になると徐々に高校生が買い物に訪れている姿を見ることができました!
また、当日はテレビ取材も行われていたようで、カメラマンさんが店内を歩く姿も見受けられました。
店頭に並ぶグミ・プチプラコスメ
商業施設の通路に面した店頭には、ドンキといえばコレ!のプチプラ中国コスメ「aZTK」や、不思議なグミが陳列されていました。
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店内に広がるハングル文字の商品・ポップ達
店内に踏み入れてまず驚くのが圧倒的な「異国の文字」の多さ!
韓国語パッケージの商品を中心に英語パッケージの商品などもありました。店内ポップにもハングルが使用されており、文化として浸透しているんだなと改めて感じました。
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店内の商品は圧倒的にハングルが多く、コスメ・食品だけではなく柔軟剤などの日用品まで韓国のものが所狭しと並んでいます。
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レジの近くには推し活に使うハングルシールもありました!シールはいつの時代でもときめきますね~👀✨
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コスメは話題の韓国コスメはもちろん、YouTubeでよくみる中国コスメのFlower Knowsなども取り揃えられていましたよ!
量は少なめだけど、日本のトレンド商品ももちろんアリ!
Twitterで話題のちいかわグッズや、日本のプチプラブランドのコスメも並んでいます🎵
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圧巻のグミコーナー
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SNSで話題のお菓子が大集合!
咀嚼音のASMRでよく見るお菓子だったり、楽しく食べられるお菓子や、カラフルなお菓子が並び賑やかです。
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美味しそうなワッフルたち
店舗の入口には美味しそうなワッフルが並んでいます。
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デザインの視点で分析する
今回参加した3名のうち2名はデザインチームのメンバーのため、店内を歩き回る中でデザイン面に関しても参考になる要素を拾い集めていきました。
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店舗内の商品ポップや、並んでいる商品のパッケージを見ているとポップな印象でありながら柔らかく淡い色合いのものがよく見られます。
また、レトロな絵柄も昨今多く見かけますよね。
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一昔前はポップなイメージ=原色というようなデザインが多かったのですが淡い色合いやくすみカラーを入れる、柔らかいグラデーションを使用するなどで適度な「抜け感」を出している印象がありますね。
デザインも、他の流行同様、定期的にリバイバルがあるものではありますが
過去の形式をそのまま使うだけだとレトロではなく古い印象になってしまうため、構成する要素を分解して
以前とどこが異なるのかを分析し、イマドキ感を取りこぼさないようにしないとならないと改めて感じました。
キラキラドンキの外
キラキラドンキをひと通り見たあと、残りの業務時間があったため、すぐ近くのフードコートで作業を行っていたところ、どんどん増える高校生達!
同施設内にラウンドワンスタジアムがあるのでそこに向かう子がかなり多いようでした👀
「ユーザーの現場」を「体験」するということ
〇〇が流行っている、と言われてもどの程度の熱量で、どんな人達が、どんなときにそれを行っているのか・そこに行っているのかと言うのは中々見えてきません。
マーケティングにおいて、CX(カスタマー・エクスペリエンス)という概念があります。
カスタマーエクスペリエンス(CX)は「顧客体験」を表し、商品・サービスの機能や価格だけでなく、「購入や利用にかかわる体験」を価値とするマーケティングの考え方です。
-中略-
CXを向上させる上で注意しなければならない点は、提供されているサービスが「顧客目線」であるかどうかということです。
流行の検索キーワードに食い込むためのコンテンツを作ったり
流行っているものに似たタイトルやデザインを作ることはできます。
そういった行動は流入につなげるためには非常に重要なことですが、果たしてそれで十分だと言いきれるでしょうか。
キーワードとしてではなく、ユーザーの動向そのものを追うことができれば今流行っているコンテンツのどのような要素がユーザーの満足感につながっているのかなどよりユーザー視点に近づいた分析をすることができるのではないでしょうか。
ユーザーの動向を追うためにはインタビューを行い、リアルな声を集めることがもちろん大切ですが、ユーザー自身がまだ言語化できない部分を汲み取るためにはある程度聞き手側の予想が必要となります。
そのためにはまず、『ユーザーの関心事』を実体験することでより明確にユーザーの思考フローを想定できるのではないのでしょうか。
一言でまとめるならば「百聞は一見にしかず」ということですね!
参加者の所感
参加者A(デザインチーム)
当記事の執筆者です。キラキラドンキのプレスリリースを見たときから、Z世代によって企画された新しいドンキということでかなり気になっていました。
YouTubeやTwitterで話題になっていたコスメ、ASMR御用達のお菓子などがずらりと軒を連ねて並んでいるところに感動しつつ自分が思っていたよりも遥かに多くのハングル量に圧倒されました……笑
いわゆる『韓国系』が流行っていることは知識としては知りつつも自分はまだ関わっていないジャンルだったためあまりの浸透具合に非常に驚きました。この熱量は体験しないとわからないものですね……!
改めて、トレンドをまとめたニュースだけを追うよりも実際に足を運ぶことに価値があると感じました。
また、いずれの企業内でもこうしたトレンド調査に携わる方は社内での理解を得られるかという不安(『遊んでいるだけでは?』という目を向けられるかもというプレッシャーなど)があるのではないでしょうか。
この記事がそうした方の後押しになれたらと願うばかりです。
私もまた、ドキドキしているうちの一人ではありますが
この経験をクリエイティブやコンテンツ制作に活かすことで本当に意義があることなのだと社内外に伝えられたらと思っています。
参加者B(デザインチーム)
カルチャーデイに参加させていただきました!
今回はでキラキラドンキに行かせていただいたのですが、
面白い発見が多く、仕事に活かせそうな気づきが多くありました。
(企画してくれた方ありがとうございました…!)
全体の商品のラインナップはSNSで人気なものが中心に見えて、
どちらかというと体験をシェアしたり共感できるものが多いように感じました。
また、商品のデザインや色がかなり似通っているのも面白い発見でした。
シンプルなくすみカラーやレトロデザイン、透明感のあるオーロラやキラキラしたものが多く、
一般的にZ世代のトレンドデザインと言われるものがすべて揃っていた印象です。
個人的には韓国語表記の商品の多さに驚きました。(とくにグミ!)
私自身も韓国アイドルなどが好きなこともあり人気は理解しているつもりでしたが、
こんなにも韓国語で溢れているとは思いませんでした……!
Z世代からすると韓国語は思った以上に身近であり、
商品のパッケージに使われると魅力的に見えるようですね。
移り変わるトレンドに置いていかれないように、
定期的にフィールドワークを行うことも重要かもしれません。
次回の開催も楽しみにしております!
参加者C(広報担当)
韓国や中国発の商品が多く陳列されており、
日本にはない海外商品のユニークさや映えるデザインが
若者の心を掴んでいるのだろうと感じました。
特に最近はK-POPアイドルが絶大な人気を誇っているため、
若者の憧れの対象が韓国の芸能人に寄っているのかなあと思います。
また、先日テレビ番組でも紹介されていましたが、
グミだけのコーナーがいくつも設置されている人気ぶりでした。
従来のスーパーで見かけるようなグミではなく、
お餅のような食感だったり、パチパチ音がするもの、見た目がかわいらしいものなど、
見て、体験して、楽しむ商品が好まれるのかなと思いました!
たしかに学生は教室や放課後に手軽に楽しめるものとして購入しやすいのかな…!
情報を聞いただけで分かった気になってしまうことが多々ありますが、
やはり実際に目で見て知ることが大切だなあと強く思いました!
簡単に情報を得られる社会ですが、足を運んで体感する大切さを学びました…!
まとめ
ここまで長くお付き合いいただき、ありがとうございました!
株式会社ライフマップでは学校検索サイトコレカラ進路.JPの運営を中心として、すけぶ交流会・出張授業・関連したWeb制作などを行っています。
今回の体験を活かし、より高校生の進路活動に寄り添えるコンテンツ制作・デザイン制作を行って参ります。