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次世代女王の誕生日にnoteと地中海を振り返ってみれば


 ノロいノロいと自嘲はしているものの、実は、私にはカメレオンのように身の翻しが速いとお褒めを戴いた性質もある。

 ブログを畳んで次のプラットフォームに乗り換える速さである。

 畳むと言っても、10記事から30記事を投稿したところで畳んでいるのでそれほど大袈裟なことではない。しかし何故、そのように不誠実なことを繰り返して来たのか。


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 最初のプラットフォームにおいては読み物記事の投稿を始めた。

 出だしは良かった。 

 しかし、5、6記事を投稿したころから、奇妙なコメントが届きはじめた。コメントを開いてみると「コメントの内容に不適切な表現があるので削除しました」、と事務所からの説明が入っている。すなわち一種の嫌がらせであった。そちらは10記事で畳んだ。


 次のプラットフォームにおいては30記事よりは多く執筆させて頂いた。このプラットフォームはグーグルの検索モーターと連携が良いのか、油断をしていたらグーグルの検索結果のトップになってしまっていた記事が数点あった。そのうちの一つは即座に下ろす羽目になった。

 何故か?


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 「XXXは身を滅ぼすので止めよう」、という意図の記事であったのに、そのXXXが検索キーワードであったため、却ってXXXに興味のある方々の注意を喚起してしまったためである。記事の意図が全く逆手に理解されてしまったというわけである。

 「読者の目的はどうであれアクセスを集めた方が勝ちでしょう」、などと友人には説得されたが、収益化のために文章を綴っているわけでもないので、私にとっては、大勢のヒヤカシよりも、少数でも真摯に読んで下さって共感して下さる方々のほうが有難い。

 しかしそのプラットフォームを通して素晴らしいものを得た。仲の良い友人である。時々ビデオ電話で話すほど腹を割って話せる画家の友人も出来た。

 しかし、ある出来事が引き金となり、結局そのブログも畳まざるを得なかった。


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 ある出来事とは?

 記事の中の一つが盗作されたのだ。

 その記事は数か所に盗作されていた。さらに、その盗作の仕方が美しくなかった。フォントはまちまちであり、私が非常にこだわっている行間もバラバラに複写されていた。どうせ盗作をするのなら、せめてもの敬意を払い、美しく表示することぐらい出来ないものか、とさらに遺憾に感じた。

 その事後処理にも時間が掛った。

 ひたすら文章を書いていたいというささやかなライフスタイルが、何故このようなかたちで阻まれなければいけなかったのであろう。


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 上述の画家の友人は、盗作された本人が身を引くのは本末転倒ではないか、と私に翻心を促したが、その時点では、ものを書く楽しみ自体に暗影が差していた。

 

 上記の事情のため、しばらくは執筆は止めていたが、友人達の励ましを受け、なんとか気を取り直し、今度は、ページのレイアウトが美しいプラットフォームにて執筆を再開した。そのプラットフォームはコミュニティを擁していなかった。

 コミュニティのないプラットフォームで30記事も綴っていると、今度はふたたび人恋しくなって来る。記事には比較的多くのアクセスを戴いたが、読者がどなたであるのかは、こちらからはわからない仕組みになっていた。すなわち、訪問のお礼をしようにもこちらからは連絡の仕様がなかった。


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 と、上記がざっとnoteに流れ着いた経緯である。

 30記事を少し超えたところで「noteを振り返って」など綴らせていただくことはおこごましいかもしれない。しかし、今までのパターンを鑑みると30記事というのは、私にとっては一つの節目なのである。


 noteを振り返ってみて

 30記事の節目を越えたに拘わらず未だに畳んでいないと言う事は、note世界の居心地がとても良いということを証明している。痒い所に手が届くようなnote社の配慮も心地良い。

 体調さえゆるせば、おそらく、あと少なくとも30記事は継続出来るであろう、そうであって欲しい。


 note世界において嬉しいと思えた時


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 親切なコメント、あるいはその方々の記事を通して優しさに触れることが出来た時。

 自分と相似する価値観を有する人を発見した時。

 好きなタイプの知性に巡り合えた時。

 センシティブな社会問題を堂々と議論される勇気に触れた時。

 「共感してくれるかたはほぼ皆無であろう」と覚悟して投稿した記事が、何故か多くの方に共感して頂けた時。

 読者様に関する先入観が覆された時(例、クールなタイプの人だという先入観を以て接していたら実は人情仁義を絵に描いたような人であった等)。

 自分にとってはまったく馴染みのなかった世界の扉を開く記事と遭遇した時。

  しばらくは踏むことの出来ない祖国の懐かしい風景を見られる時。


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 思わず唸らされるような美文、プロット、美術品、写真に遭遇した時。

 爆笑させて頂けるような動物の写真を見られる時。

 ハッシュタグ毎のアクセスでCongratsを戴いた時。

 まだ、日本は終わりではない、ことを認識させて頂いた時。

 そして、最後になってしまったが、執筆依頼の打診を戴いた時、

 等多種。


 発掘物に囲まれて食事の出来る地中海カフェにて休憩

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note世界(に限らず)において残念なこと

 素晴らしい記事が多いのに拝読をさせて頂く時間と視力が限られていること。

 note世界のことには限らないが、記事が往々にして長めになってしまい、皆様の貴重なお時間を頂きすぎてしまうこと。多少でも文章を短くするために「ですます調」ではなく「である調」で綴らせて頂いているが、その効果のほどは不明。今ではこの文調に書き慣れてしまったので変更も難しい。

 note世界では中立のスタンスを極力を保持する予定なので、たとえどなたかの記事に共感をしていても、こちらからは意志表示を出来ない時があること。

 最近は外出が多いため、皆さまのところへお伺いさせて頂くことが遅れがちになり、コメントも少なめになっていること(詳細に関してはこの記事末の自己紹介記事に記載)。


 残念なこととして最後に、 

 四面楚歌の苦境の中で戦っていらっしゃっている方々、末期の闘病日記を綴っていらっしゃる方々の記事を訪問させて頂いた時に、立ち往生してしまうこと。

 「つらい」「助けて」、との心の叫びを記事中にて吐露されていらっしゃる方々の記事には、深く感情移入をしてしまう。

 それ故、「スキ」を押せない場合もある。「つらい」という記事に付ける「スキ」はどのような意味であろう、などと深慮を始めてしまう。「スキ」とコメントの両方を残せば良いのであろうか?しかし、悲しみの度合いがあまりに深い方にはどのようなコメントが正解であるかもわからない。慰め、同情、共感、学術的コメント、心理学的見解?私の場合は思いやりに満ちた詩を綴れるわけでもない。

 人を幸福にするのも言葉であるが、人を絶望の底に落としてしまうのも、また言葉である。


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 答えが見つからない時、私は時々、博物館を訪問する。

 様々な状況で戦っていらっしゃる方々には、言葉の代わりとして今回は、いにしえの地中海からご挨拶をさせて頂きたい。

 地中海は、人類の長い歴史が時を刻み始めた土地のひとつである。


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 お土産店で記念にネックレスを購入しようとしたが、その説明を読んだら「ミイラの枕もとに置くネックレス」、とあった。その代わりに地中海アートとアンティークに関する本を三冊も購入してしまった。ついでに猫好きな方々への猫タイルの写真も撮らせて頂いて来た。


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 暫し、地中海のいにしえに浸り、館の外に出た時、あたりにはスウェーデンの国旗が翻っていた。この日は次期女王ビクトリアの誕生日であった。彼女が戴冠をする時には、ふたたび歴史の新しい1ページが刻まれる。


ご訪問有難うございました。

地中海博物館からの写真を注釈なしで紹介させて頂きました。写真の注釈をご所望の方はコメント欄からどの写真かをご指摘下さい。

今週、masaruさんのフォロー・フォロワー1000人以上感謝企画にてご紹介を頂きました。有難うございました。

そこで今回のテーマは「チャイナ・シンジケート」とさせて頂きます。こちらにてmasaruさんを始め、中国に縁のあるかたの一部を、知り合った順序にて紹介させて頂きたいと思います。この方々の記事の話題は中国のことだけではありません。


masaruさん、

中国シリーズ、笑っちゃいます写真集、人生とは何かシリーズでお馴染みの方です。育ちがよく慈悲深い長男、という感じの方でしょうか。ライフスタイルとして様々なことに挑戦されていらっしゃるようですが、一番のご趣味は色々なケミカルと戯れられることである印象を受けます。


チャイナ零弌さん、

育ちは良いのでしょうが、その後、何度も危ない橋を渡られて来た風来坊のような印象を受けます。病気になっても這い上がり、計り知れない底力を擁している人です。幕末のロマン小説も紹介されていらっしゃいます。危険な匂いのする男性が好みの人にはうってつけの方かもしれません。


広葉さん、

育ちが良く、非常に勉強家の方です。ここまで来れば学問とも呼べるほどの韓流ドラマに関する蘊蓄をお持ちです。バイタリティーという言葉を感じさせられます。数か国語を勉強されていらっしゃるため、言葉のセンスと語彙の豊富さは抜群です。広葉さんに関してはさらに詳しいご紹介をコメント欄にて頂きました。


りこひんさん、

中国には直接関係ないかもしれませんが、非常にパンダちゃん好きでこれほど一つの題目(パンダ)に忠実な方も珍しいかと思います。HNの一部にパンダ一家の姓(浜)を入れていらっしゃいます。パンダちゃん好きなかたは癒される記事が満載です。


けんいちさん、

上海にお住まいのお兄様で、中国のお嫁様と娘様との権力争いにおいては劣勢であるような印象を受けますが、それにもめげず彼女たちのために懸命に中国の珍しいケーキを探して紹介して下さっていらっしゃいます。ご紹介されている中華ケーキは本当に華々しくて(派手で)圧巻です。


ハザカイユウさん、

アパレル関係で香港駐在、ピチピチバンドを組成、カンフーにもたけていらっしゃるそうです。通訳もされていらっしゃるので北京語も広東語も流暢。言語(発音、言語の歴史)に対するこだわりも半端ではありません。子守歌などの音声配信もしていらっしゃいます。


なさださん、

知合ったばかりなので、どのような方かまだ把握しておりませんが、一度言葉を交わさせて頂いた時、とても落ち着いていて優しい方である印象を受けました。中国東北地方の吉林で駐在をされていらっしゃったそうです。当時の吉林の写真を多く掲載されていらっしゃいます。

中国関係の方は、まだいらっしゃいますので、また機会にご紹介させて頂きたいと思います。