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明日くるかもしれないって毎日思い続けられないから。能登寄付キャンペーンの想い。

今日は3月10日。あの震災から明日で13年が経つ。
あの日、自分がどうしていたか覚えている人も多いと思う。

でも、その前日は…?


大きな災害が起こる日の前日は、いつも平凡な一日。
明日も平凡な日常が当たり前に続くと思っている。

でも、その大きな災害が起こる前日は、”今日”という平凡な日かも知れない。

2011年3月10日の明日
2011年3月11日の明日


明日くるかもしれないって毎日は思えないから

「明日には大災害がくるかもしれない。
 だから備えておかないと。」

そんな風には、毎日思い続けられない。

3.11の東日本大震災と同じように、今年の元旦に起こった能登半島地震も徐々に風化していく。

あの日、新しい年になり、誰もが今年1年良い年になることを願った日。
普段、集まれない家族が一緒に集まって過ごした日。

急な大きな揺れに怖さを感じ、緊急地震速報が鳴り響いて、友達や家族の安否を一番気遣った日。でも、2ヶ月も経つと遠い出来事になってしまう。

だから、私たちは少しおせっかいかもしれないけれど、防災を広めるために立ち上げた会社として、防災を考えるきっかけをつくりたいと思っています。

生きることと生き延びることは違うかもしれない

私たちは、能登半島地震から約1週間後と1ヶ月後の計2回、一般社団法人危機管理教育研究所様と一緒に能登での支援活動を行ってきました。

発災して約1週間。お正月の特番が徐々に放送され、社会全体が通常運転に戻り始めていた頃。被災地では、水も食料も、トイレも、生活用品も足りていませんでした。
物資の配給を行うために歩いていると、道端で70代ぐらいの女性と出会いました。大人6人で自宅避難をしていて、少ないご飯を家族6人で分け合っている状況だったと。食料を差し出すと「もらえないよ…こんなに…」、「本当にありがとう….」と目に涙を浮かべて何度も御礼を伝えてくださいました。

約1ヶ月後に支援にいくと、食料や水といった生き延びるために必要な物資はある程度行き渡っていました。
ただ、自宅がいつ崩れるかわからない恐怖を抱える生活や、慣れない避難所での集団生活。凍るような寒さと満足にお風呂やトイレもできない状況。同じような缶詰やアルファ米ばかりを食べ続ける日々。
生き延びることはできても、決して満足には生きていけない状況が続いていました。

そんな環境で心の支えになるのは、自衛隊や介護施設の方が必死に用意してくれるお風呂だったり、ボランティアの方が作ってくれる温かい炊き出しや、飲食事業者さんが行う臨時の屋台だったりします。

「なんだ、思ったよりもふつーに生活できてるじゃん。」

そんな風に感じられる方も中にはいるかもしれません。世の中にはもっと大変な状況の人がいるとか、余裕があるとか。

確かに人は食事や水があれば”生き延びる”ことはできるかもしれません、でも”生きていく”ことはできないのかもしれません。
当たり前の生活ができない状況の中で、誰かの支えや優しさ、食事のあたたかさ、そうした精神的な部分がすごく大切なことに改めて気付かされました。

みんなとあなたと私にとってのエール

なので、少しでも能登半島地震で被災された方々の力になれるように、本日から寄付キャンペーンを実施したいと思っています。

この寄付キャンペーンでは、1RT or 1リプライ につき、能登半島地震で被災された方々に10円の寄付を行いたいと考えています。

【詳細】
期間:3/10〜17
内容:1RT or 1リプライにつき10円寄付
※リプライしていただける方は、「#能登エール」をつけて
・能登の方へのエール
・能登地震についてご自身がどう感じたか
・防災についての考えや行動が変わったこと

などを投稿いただくことで、能登で被災した方が勇気づけられたり、防災のきっかけに繋がっていることが、能登半島地震で被災された多くの人に届けばいいなと思っています。

キャンペーンの参加はこちらからお願いします!↓


この企画に込めた想いとして、まずは能登半島地震で被災された”皆さん”にとっての寄付としての側面。
そして、被災されていない”あなた”にとって能登半島地震がどういうものだったかを振り返り、防災対策を考えるきっかけにしてもらえたら嬉しいなと思っています。さらに欲を言えば”あなた”から能登の方へ、優しいエールをリプライで届けてほしいと思っています。

そして、能登半島地震で被災された方、当事者としての”わたし”が、このキャンペーンで集まったいろんな方からのコメントを見て、少しでも心が上を向くエールにつながってほしいなと思っています。

被災地にお金は絶対必要で、寄付はまだまだ足りていません。
でも、顔の見えない無色透明のお金だけじゃなくて、確かに存在する人として、温かいエールが一緒に届けばいいなと思っています。

がんばれっていうよりは忘れてないよとか。能登の震災が防災を考えるきっかけになったよとか。
被災された人たちにとって負担になりすぎず、そして災害が悲惨で辛いだけのものだけじゃなくて、誰かの行動を変えるきっかけになったり、大切な人を守るきっかけになっていれば、少しだけ心が上を向くことにつながるのかもしれません。
たとえ今すぐは無理でも1年後、3年後、10年後に被災された方の心が少しでも何か変わってほしい。

そんな想いでこの企画をはじめることになりました。

もし共感いただける方は、ぜひご協力いただけると嬉しいです。
リツイートだけでも構いませんし、もしよければご自身にとっての能登半島地震がどうだったのか、また能登半島地震で被災された方に向けたエールなども、キャンペーン投稿にリプライしていただければ幸いです。


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